クミスクチン 煎じて利尿、消炎薬に
2013年11月20日
利尿や抗菌作用があるクミスクチン
インドから東南アジア原産の多年草でシソ科に属します。インド、マレーシア、インドネシア地方では重要な民間薬の一つで、尿路結石や腎炎に効果があるとされています。クミスクチンはマレー語で猫のひげを意味し、日本では「ネコノヒゲ」の名前で売られています。
日本では沖縄で栽培されています。逸出して野生化もしています。本州、四国、九州の温暖地で栽培は可能です。中国名は「猫髭草(びょうしゅうそう)」の他、「化石草」「腎茶」「腎草」があります。
採 取
薬用には葉または全草を用います。新鮮な葉か、開花期に地上部を刈り取り、短く切って速やかに日干しで乾燥させ保存します。温暖地では周年開花しているので、一年中採取可能です。生薬名も「クミスクチン」です。
使用法
全草にカリウム塩やオルトシフォル類を含み、利尿、抗菌、高血圧、免疫調節、抗炎症作用が強いので、利尿、消炎薬などとして用いられます。刻んだ生薬「クミスクチン」の1日量を6~8グラム(生の葉は15~30グラム)として、800ミリリットルの水を加えて煎じます。
沸騰したら弱火にして、全量を半分までに煮詰めてこします。煎じ液は1日3回に分けて、食間に服用します。尿の出が悪く、むくみが生じやすい時や、急・慢性腎臓性の高血圧症、胆のう炎、リウマチ性関節炎、ぼうこう炎などに効き目があります。沖縄の市場では「クミスクチン茶」の名で夏に売られています。