去る、6月3日(土)『BLAME! 登壇付東亜重音上映会』が、塚口サンサン劇場4番シアターにて開催され、大盛況のなか無事に終了致しました!お越しになった皆さま、ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか?
本レポートでは、瀬下寛之監督、吉平”Tady”直弘副監督、岩浪美和音響監督が繰り広げた濃厚な《禁圧解除》トークの一部をお届けします!
(掲載内容に困ってしまうくらい内容が濃かったので、どうしようかと悩んだ結果、後半は岩浪音響監督による塚口サンサン劇場の音響についてのお話を、ほとんどノーカットで掲載することにしました。)
禁圧解除東亜放談の、和やかな雰囲気がお伝えできていたら幸いです!
熱気溢れる会場の中、瀬下寛之監督、吉平”Tady”直弘副監督、岩浪美和音響監督が登場!
「僕ね、何度もここに来てるけど、舞台に立つの初めてなんですよ」登場と同時に会場を和ませる岩浪音響監督。それぞれ自己紹介のあと、あの話題に……。
語尾にブラムを付ける
「ポリゴン・ピクチュアズの塩田社長が3日ほど前に“語尾に「ブラム」付けようよ”って、わざわざ僕らのブースまで来て。僕たち忙しいのに(笑)。“やろう、やろう、ええやん、やろー!”ってすごかったので、じゃあやる?ってことになって。こんにちはブラムって言うので、皆さんやってもらって良いですか?」という瀬下監督の一声で、監督たちと会場の皆さんとで「こんにちはブラムー!」の息の合った掛け合いが。
3文字で使いやすいブラム。流行語大賞を目指すでブラム~!
西の重低音聖地
「塚口サンサン劇場さんに来るのは初めてで、西の重低音の聖地と呼ばれているそうで、来れて幸せです」と瀬下監督。「今日もだいぶ来てると思うけど……戦車が好きなおじさーん!」と言う投げかけに、客席の皆さんから、「はーい!」と元気な返事が聞こえ、「多いなあ~(笑)」と嬉しそうな笑みを浮かべる岩浪音響監督。
そして話題は、『BLAME!』とサンサン劇場の音響へ。
『BLAME!』の劇場公開について
「『BLAME!』は、今だから言えますけど、小規模・短期間上映で小さな映画じゃないですか。尚且つ、Netflixでも同時配信していますし、僕の中では、ドルビーアトモスの音響を作らせてもらったっていうこともあり、なんとか盛り上げたいという気持ちがあって。それで随分前に、サンサン劇場さんに、“今度『BLAME!』という作品をやるので、上映してください”ってお願いしたんです。そしたら本当に上映してくださったんですよ。塚口さんがファーストラン(ロードショー上映)でやるの?って、本当びっくりしちゃいました」と、岩浪音響監督がサンサン劇場で『BLAME!』が公開された経緯を話すと、瀬下監督が、「僕ら的には、そこで何か恐喝的なことがあったのかと心配になったんですけど」と冗談を言う一面が。
岩浪音響監督、塚口サンサン劇場の音響設備を語る
「ここの劇場は63年の歴史があるんですけど、機材は最新なんです。スピーカーも替えて。これも買ったんですよ」
舞台上に設置してあるスピーカーを説明する岩浪音響監督。
「7.1chというのは、右、真ん中、左、右側面、左側面、右後ろ、左後ろ。僕、ここの図面を見ていて、“これ、7.1ch出来るんじゃないの?”って塚口さんに言ったの。そしたら、“そうでっか? 聞いてみますわあ!”“出来ますって! やりますわあ!”って(笑)」
(※こんなコテコテの関西弁はなかなか喋りません!笑)
瀬下監督「立川(シネマシティ)さんとか、チネチッタ(川崎)さんとかも、凄まじい、音響設備というより兵器っぽい感じの置いてるじゃないですか。でも、塚口さんに来て驚くのは、劇場のサイズとスピーカーのサイズの比率が合ってない(笑)」
岩浪音響監督「実はスクリーン裏に隠れているスピーカーも、300人〜400人クラスの劇場で使うものを入れているんですよ。(※4番シアターのキャパは155人)リアスピーカーも潤沢にあって、大きい劇場だと大きい音を出さないといけないけど、ここは劇場が小さいぶん客席が近いから、同じスピーカーでもそんなに頑張らなくて良いんです。だから音に余裕があって、僕はここの音かなり好きなんですよ。それと、7.1ch重低音Mixが見られるのは全国で3館(関東2、関西1)しかないので、このあたりにお住まいの方は相当お得だと思います」
「僕たち、闇雲にロングランして欲しいんです!」
岩浪音響監督が全国の劇場に呼びかけ、上映を実現させた結果、自ら劇場に足を運び音響設定を行ったときの大変さや、より多くの人に見てもらいたいという思い語る場面も。
「東亜重音って、封切りで特殊音響で展開するというのは、他の作品でもちょっとやってはいたんですけど、初めてなんですよね。特にドルビーアトモスとかでやったりしたので、なんとか話題にならないとって。最高の音響で聞いていただきたいし、上映期間が短いので、皆さんのSNSでの応援の声はすごく大事で。そういう意味で一つ話題作りとして、“こういうふうに展開しよう”というのがありまして、それでいろんな劇場さんにお声がけした結果、たくさんの劇場で上映していただけたので、これは行くしかないだろうなって。いやでも、きつかったよー!(笑)3泊4日でいくつ回ったんだろう、映画館!」
吉平副監督「仕事が終わったあと、お一人で音響調整しに行っていただいたんですよね?」
岩浪音響監督「朝調整して、また夜中に調整して。それで、今回の舞台挨拶もさ、“日帰りは辛いです”とかこの二人(瀬下さんと吉平さん)言っててさ。何言っちゃってんだよ(笑)!」
吉平副監督「いやいやいや(笑)僕ら、会社員監督なんで。普通に仕事してるんです!」
瀬下監督「サラリーマン(笑)!」
岩浪音響監督「まあでもおかげさまでこちらも、評判になって。こちらの、サンサンさんでもね…サンサンさんって言いづらいんだよなあ。さんが多いんだデコ助野郎~!」
(会場・大爆笑&拍手)
岩浪音響監督「サンサン劇場さんでは、6月16日までの上映ですね。いっぱい入ったらまだ延びるとかあるの?」
(※目を合わせない当劇場担当)
岩浪音響監督「あれ? 目が合わない(笑)」
瀬下監督「僕ら、闇雲にロングランして欲しいので!」
会場がかなり盛り上がったところで、プレゼントタイムへ!
瀬下監督、吉平副監督、岩浪音響監督それぞれのサインと、”じゅうていおんうーはーくん”のイラスト(もちろん、御三方がそれぞれ描いてくださいったもの!)入りパンフレットを会場にいるお客さまにプレゼント!
当選者の方から、「よっしゃー!」「おお!」「やったあ」という喜びの声が上がり、パンフレットを受け取りに舞台前へ。
皆さんの喜ぶ顔が見れてこちらまで嬉しくなりました!
10名の超ラッキーなお客さま、おめでとうございます!!
そして最後に、瀬下監督、吉平副監督、岩浪音響監督から一言。
瀬下監督「本日のお話は、8割くらいオフレコでお願いいたします(笑)。皆さん本当にありがとうございました」
吉平副監督「こんな大勢のお客さまに、暖かく迎え入れていただけて本当に嬉しく思っています。まずは『BLAME!』を応援していただいて、本当にありがとうございました」
そのあと吉平副監督は、会場のお客さまだけに『BLAME!』についての、あるとっておきの秘密を教えてくださいました♪
駆除系の真似をする瀬下監督と岩浪音響監督。「撮っていいよ」の声に、会場の皆さんからカメラを向けられ、「そんなに撮らなくてもいいよ~(笑)」
岩浪音響監督「頑張れば、また延長してくれるって(笑)。その為には、皆さんの力が必要です。塚口のBLAME!は、いいぞ、と。頑張れば、我々もまた来れるかもしれない。そんなわけで『BLAME!』をよろしくお願いします。また別の作品でも必ずここには帰って来ますので、そのときはよろしく。今日はどうもありがとうございました!」
監督たちの挨拶が終わると、会場は大きな拍手に包まれました。
舞台挨拶後、4番シアター正面扉隣の鉄扉にサインをしていただきました。
瀬下監督
吉平副監督
岩浪音響監督
豪華…!
瀬下寛之監督、吉平”Tady”直弘副監督、岩浪美和音響監督、お忙しいなか、楽しい時間を本当にありがとうございました!
『BLAME!』 は、6月16日(金)迄の上映です。まだまだお時間はございます!一度見たら抜け出せない『BLAME!』の世界をぜひ、劇場まで体感しにいらしてください!
サンサン劇場スタッフ一同、そして、じゅうていおんうーはーくんも、皆さまのお越しをお待ちしております
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『BLAME!』は、まだまだ霧亥の旅は続いているような余韻を残して幕を閉じます。続編が……見たいですよね。シボの身体はあのままなのか、霧亥はどうなっちゃうのか、サナカン先生はもう出てこないのか?これからどんな旅をしてどんな出会いがあるのか。気になりすぎます!そして続編といえば、『シドニアの騎士』も…3期、見たいですよね?いかがですか皆さん!見たいですよね…?!
私はとっても見たいですし、『祝!シドニアの騎士3期決定記念上映!』と言う文字を打つことになる日が来るまで希望は捨てません。
皆さんの応援が続編を生み出す可能性を広げるかもしれないのです……どんどん応援しましょう…。
映写スタッフFでした
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