第93回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は29日、各地で第14節最終日の1部2試合と2部4試合を行い、1部では立正大が3-0で東洋大に勝った。前半終了間際に先制、後半に2点を追加した。この勝利により、前節終了時点の3位から2位へと順位を上げた。同じく3-0で専大を退けた筑波大は同5位から4位に上がった。次節は10月5日と6日に開催される。
背番号10が0-0の均衡を破った。立正大FW人見拓哉(4年・矢板中央)が前半45分に先制ゴール。「ボールが来た瞬間、絶対に入る(決められる)と思いました」と振り返った左からの絶好のクロスボールにヘッドできっちりと合わせた。
殊勲の点取り屋は試合後、「チームを勝たせたいという思いが強かったのでうれしかったです」と値千金となった自らの一発を素直に喜んだ。
チームを2位に浮上させた得点は自身にとっての今季リーグ戦10点目だだった。開幕前から自らに課していたノルマを達成し、ゴールランキングの単独トップに立った。「15点は取りたいです。得点王を狙います」とキッパリ。次節の首位明大戦に向け、「負けるわけにはいきません。自分が点を決めて勝てるようにやりたいです」と必勝を誓った。 (関孝伸)
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