社会問題と向き合う人のクラウドファンディング

ReFreedom_Aichi --あいトリ2019を「表現の自由」のシンボルへ

現在の支援総額
8,365,332JPY
パトロン数
492人
timer24時間以内に
9
人からの支援がありましたclose
募集終了まで残り
15日

現在83%/ 目標金額10,000,000JPY

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2019/10/14 23:59:59 (JST)までに集まった金額がファンディングされます。

あいちトリエンナーレ2019の全ての展示の再開を目指すプロジェクトです。国内外の作家が集結し、表現の自由への理念を掲げ、セキュリティ対策、市民との協力、アーカイブを包括的に行います。全ての展示の再開をもって、あいちトリエンナーレを「検閲」のシンボルから「表現の自由」のシンボルに書き換えましょう。

雨宮庸介(アーティスト)応援メッセージ

「最近時間が取れなくて、あいちの方の動きをチェックする時間もないし、返信するの遅くなりました。
ちょうど頼まれた公開制作の、人が見ている2時間を文章を考えて推敲する時間にあてました。時間が足りなくて乱筆ごめんなさい。終わったと同時にこれを読み上げ、パフォーマンスへと繋げるワンセットを行い(パフォーマンスの内容はご想像ください)、その場で販売し、クラウドファウンディングへの振込をその方に託しました。
どう扱ってもいいのでお好きにしてください。タイピングした文章や英訳が必要なら言ってください。」雨宮庸介

田原総一朗(ジャーナリスト)応援メッセージ

あいちトリエンナーレ、とっても感激しました。「表現の不自由展・その後」は見られませんでしたが、芸術展と言いながら、津田大介さんが選んだせいもあってか、どの作品もアーティストの狙いがとてもシャープでわかりやすく、しかも、命をかけて表現している。その迫力が圧倒されるほど伝わった。「表現の不自由展・その後」も、特別のコーナーをつくるのではなく、全体のなかに取り込んだ方が良かったのではないか?あれに匹敵する作品が少なからずあった。できれば、最後の二日でも一日でも「表現の不自由展・その後」を再開してほしい。

山川冬樹(美術家/ホーメイ歌手)応援メッセージ

早速ジェンダーフリーステートメントに署名し、クラウドファンディングにも支援させていただきました。 日韓の政治問題に回収されがちな慰安婦の問題を、当初あいちトリエンナーレが提示していたジェンダーをめぐる人権問題へ引き戻すことは、僕も不可欠だと思っていたので大変共感します。 大きな政治の問題を、僕ら一人一人に関わる人権の問題にまで還元した地点にこそ、連帯は実現するはずです。一個人が創った作品を媒体に、それを鑑賞する一個人へと何かが手渡されていくのがアートであるならば、政治が等身大の個人の尊厳の問題にまで還元された地点からアートが応答するというのは、極めて真っ当な態度だと思います。 マクロな政治に絡めとられず、常にミクロな個であること。そしてそのミクロな有象無象の個同士が、お互いの差異を尊重しながらも、緩やかに、しかし根本の部分ではしっかりと信頼しあいながら連帯していくこと。この惨憺たる状況の中でも、ここから一歩一歩踏みしめながら進んでいくしかないと思っています。 そのための大きな一歩として大変勇気付けられました。

宇川直宏(DOMMUNE/”現在美術家")応援メッセージ

「奪われた文脈」〜『表現の不自由展・その後』参加作家に捧ぐ...

アートは見るものに問いかける。
アートは見るものにカタルシスを与える。
そして、アートは文脈を生み出す。
そう、この『表現の不自由展・その後』にとって最も重要なエレメントは、文脈であった筈だ。
嘗てここには繊細で奥行きのある文脈があった筈なのだ。その文脈は剥奪され短絡的な記号として作品たちは消費されようとしている。そしてアーティストたちは作家の刻印を打ち消され、消耗されようとしている。そう、この一連の騒動で奪われたのは"表現の自由"ではなく、"アートにおける文脈" だったのではないか?だから、だからこそアーティストは今こそ『情』を新たに発動させ、この一連の騒動の行間を読み取って、新たなコンテクストを生み出さねばならない。そしてその物語を観客それぞれが読みなおせばよい。それは不自由の中から立ち上がる自由の物語かもしれない、もしくは不自由の中で踠き(もがき)続ける、より不自由な物語かもしれない。しかしそのどれもが『情の時代』における『情』に纏わり付いた文脈なのだ。故に、アーティストは、一刻も早く『表現の不自由展・その後』の物語を自らの手で描ききり、大衆に解放する使命がある。表現の自由の冠において….