MESSAGE 2
【2つの巨額な送金が原因になった「乗っ取り事件」】
問題を具体的にしていきます。
まず今回の事件を説明するに、大きく2つの巨額の不正な送金が問題になりました。
▼巨額の送金と貸付
No. | 時期 | 金額 (ドル) | 日本円 | 内容 | 関連人物 | 状態 |
---|---|---|---|---|---|---|
① | 2009~10年 | 4,000万 | 約32億円 | フィリピン高官贈収賄 | 庄子善行・飛田光雄 | 私への疑惑報道 |
② | 2012年 | 4,350万 | 約35億円 | 富士本の巨額不正送金 | 麻野憲志・庄子善行 | 未解決 |
③ | 2009年頃 | 2,000万 | 約16億円 | 徳田の貸付 | 小坂敏彦 | 第三者委員会による不問 |
No.① | 時期:2009~10年 |
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金額(ドル):4,000万 | 日本円:約32億円 |
内容: フィリピン高官贈収賄 | 関連人物: 庄子善行・飛田光雄 |
状態: 私への疑惑報道 |
No.② | 時期:2012年 |
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金額(ドル):4,350万 | 日本円:約35億円 |
内容: 富士本の巨額不正送金 | 関連人物: 麻野憲志・庄子善行 |
状態: 未解決 |
No.③ | 時期:2009年頃 |
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金額(ドル):2,000万 | 日本円:約16億円 |
内容: 徳田の貸付 | 関連人物: 小坂敏彦 |
状態: 第三者委員会による不問 |
①4,000万ドル 2009年~2010年
フィリピン高官への贈収賄
②4,350万ドル 2012年
富士本淳の不正送金
さらにもう1つの貸付が絡んでいます。
③2,000万ドル 2009年頃
徳田一の小坂敏彦への貸付
【誤解されている問題】
2017年、私の息子である岡田知裕が、UE社代表の富士本の企てにより、私に対する不信感を持たせられ、見事に企てに乗せられて今に至っています。
遡ること2012年5月、富士本淳が主導して行った不正送金4,350万ドルに対し、
自身が追求されることを恐れた富士本淳は、2014年以降にUE社の乗っ取りを計画し、そのために私を犯罪者に仕立て上げました。
その企てには、まず当時、財務管理部長を任せていた根岸良直が共謀しています。
富士本淳はこの根岸良直をコントロール下に取り込み、画策しました。
私の息子・岡田知裕のOHL(オカダホールディングス)での名義株は、半分近くを占めていた。このことから、富士本淳が岡田知裕を騙し、私が犯罪者となるから会社がこのままでは潰れると、クーデターを起こされてしまう。現在でも私のOHLの株式は譲渡も贈与もされていません。
名義株という本来所有している訳ではない株式の議決権を行使された中で、2017年6月に株主総会が開催されました。
富士本淳が岡田知裕は名義株としての扱いがあたかも議決権があるかのごとく扱い、私を解任した。
私の贈収賄であるとされる疑惑の前に、後ほど起こった現・UE社長の富士本淳の不正送金②について先に述べます。
【富士本淳の不正送金 4,350万ドル(約35億円)】
2012年5月、UE社長の富士本淳自身が大問題を引き起こした。
UE社の取引先でも無い「イトウタケル」という弁護士の個人名義へ、4,350万ドルもの巨額な不正送金が行われました。
富士本淳はUE社の100%子会社であるアルゼUSAを経由して送金させる事で追求を甘くさせ、不正送金の事実を目立たなくしました。
この盲点を利用して、巨額の不正送金を費用化して処理を行い、なかったことにしようとしています。
調べてみると、この資金の出元は間違いなくUE社でした。
しかも、私がこの巨額な不正送金の事実を知ったのは2年後の2014年の暮れに近い時期でした。
2年も前の事件を、オカダマニラのプロジェクト建設事業が進んでいる最中、外部の記者から知らされたことに私は怖れました。
アルゼUSAを通じての送金は明らかな不正送金です。
この様な巨額な資金がなぜ、香港になされたのか。ここに問題の原点があります。
一般的にUEのようなメーカーが必要とする資金を充てる先は、部材と開発費がすべてであり、香港とも、イトウタケルとも、取引はありませんでした。 だからこそ富士本淳が解決すべきです。 当時はその問題を解決するために信用し、アルゼUSAの資金操作をすべて任せていた庄子善行が送金をしています。
【フィリピン高官への贈賄 4,000万ドル(約32億円)】
2012年11月にロイターから報道された時、その報道で初めてこの件を私は知らされることになりました。私への取材は一切なくです。
▼フィリピン高官に贈収賄4000万ドル岡田会長に疑惑?
https://jp.reuters.com/article/tk0555947-special-report-universal-casin-idJPTYE8AF05T20121116
この贈収賄とよばれる送金が行われたのは2009年でした。
ちなみに私はこの送金の時期にはフィリピンに訪問していません。
4,000万ドル送金の発端は、アルゼUSA口座の管理者であった庄子善行が、ウィンから特別配当金が入金され、本来UE社に支払うべき配当金2,500万ドルを支払わなかったことにあります。
その時、ドイツ銀行からの送金確認が電話でおこなわれていました。
アルゼUSAの代表は私だったため、私の名前でドイツ銀行に登録されていたはずだが、電話番号は庄子善行の番号でした。私に見えないように処理するための行為でした。
したがって、ドイツ銀行経由で私への確認なしで送金が行われることになったのです。
ウィン株の配当金であるはずの2,500万ドルが香港の個人名義である西垣俊彦(元UE社員)に送金され、さらに2010年1月には1,000万ドルが香港のフィーチャーフォーチュン社(以下、「FF」社という)に送金されました。 このFF社の代表はUE社の財務部長の桐生慶久となっていました。 もちろん私はそのようなことは一切知らされていませんでしたし、このような会社の存在も知りませんでした。
更に500万ドルが2010年3月にFF社へ送金されました。
2,500万ドルのあとの1,500万ドルについては、庄子善行と飛田光雄が共謀して知りながら送金しています。
これら計3回に渡る送金額は合わせて4,000万ドルとなり、私へのロイター報道による贈収賄の疑惑はこの4,000万ドルについてのこととなっています。
【徳田一の貸付 2,000万ドル(約16億円)】
さらにこれらの話とは別に、役員であった徳田一(はじめ)はこの事件の直前に、小坂敏彦という個人へ、担保なし金利なしで意味なく2,000万ドルの貸付をおこなっています。
私がその事実を知って、小坂敏彦を問い詰め、口座から残高の1,000万ドルは回収しました。
しかし残額1,000万ドルは、何と、前述で問題となっている4,000万ドルの不正送金からボイシー口座を経由してUEへ、桐生慶久によって小切手で還流され回収されていました。
しかも、贈収賄の疑惑として報道された私が知らない間にこのようなことが行われていました。つまり、管理本部長と社長が組んだら、誰も知らない内に資金を抜くことができる。会社のガバナンスの機能が停止してしまう。 加えて、社内で調べてみると藤原孝高経理課長がこの実態を知っていました。
更にこの件は第三者委員会が開催されて不問となっていました。
なんともいい加減な話だと思う。
資金の小坂敏彦に対する貸付に関しては、何の2,000万の貸付か、という役員会の支払い規定があるが、役員会の議題に持ち上げられていなかった。
これは管理本部長の麻野、根岸、役員の徳田、代表役員の富士本、口座管理者の庄子、桐生、菅野が不正送金である事を確実に知っているメンバーによって、貸付が行われています。
このように私への疑惑とされるものは、私が知らない間に資金を管理するUEの権限をもった役員と管理本部長企てにより、行われています。
彼らの内、数名はUEの幹部として現在も経営内容からは考えられないほど多額の報酬を得ています。またUEを去った管理メンバーもおそらく何らかのかたちでUEや富士本淳と関係性を持って繋がっており、今回の乗っ取り計画に加担しているはずです。
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