【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド5部リーグでボールボーイ全員が遅延行為により、退場処分になるという珍事があった。28日、ヨービルタウンがホームで戦ったブロムリー戦。ヨービルタウンの公式ツイッターなどによると、3―1でリードして迎えた後半39分、ジャクソン主審は、1人のボールボーイがボールを隠し、遅延行為を行ったとして退場処分にした。しかしその後も他のボールボーイたちが遅延行為を繰り返したため、主審は最終的にボールボーイ全員を退場処分にした。
代わりにジャクソン主審は、ラインを割って出たボールを走り回って拾って選手へ戻し、ゲームを円滑に進めたという。
試合は3―1でヨービルタウンが勝利。試合後、地元デジタルメディアのサマーセットライブが、退場処分を受けたボールボーイたちをピッチ上に再び戻して記念撮影。少年たちは、地元チームを勝利へ導く手助けをしたことを誇りに思っているのか、笑みを見せながら写真に納まった。