「M」と呼ばれる有力者…関西電力幹部に”3億円以上の金品”を渡したとされる「高浜町元助役」とは
三億円以上にのぼる巨額の金品を関西電力の幹部らに渡したとされる森山栄治元助役。
一体どのような人物なのか…
役場や議会の関係者には(エム)「M」と呼ばれ有力者としてよく知られる存在だったという森山元助役。
町役場の助役を務めた後は地元の建設会社の顧問として、町内の様々な工事に関わり影響力を持っていたといいます。
またある地元の関係者は、関西電力としても原発がある町の地元対策を行う上で森山元助役の協力が必要なので、金品の受け取りを拒んで嫌われたくなかったのではと話しました。
原子力発電所を抱える小さな町に激震が走ったこの騒動を受け高浜町の副町長は会見で…
【岡本恭典副町長】
「今回の内容を受けて、事業者からの説明を受けていないので詳細わかりかねるが、報道の内容が事実であれば大変遺憾である」
――Q:森山元助役はどういった人物?
「原子力行政に対応し、町長の片腕として自治振興につとめられてきたと、うけとってます」
「ただびっくりしただけ。そんなことがありえるのかな」
高浜町民にこの騒動について話を聞くと…
――Q:お金を関電に渡してた、原発抱える街の皆さんはどう思う?
【高浜町民】
「あの人がどうこうと、私がとやかく言う筋合いはない」
「高浜町の助役さんやってた時には、(森山元助役に)力があったことは確か」
「いやなことです。ええことではない」
「われわれは深いことはわかりません」
原子力発電所を抱える自治体の有力者と電力会社の間で行われた不透明な金品の授受。今後の行方が注目されます。