2019-09-29 21:50 追加
日本、リオ五輪4位のオランダに競り勝つ エース石井優希、途中出場の石川真佑が躍動 W杯2019女子
オランダ戦ゲームレポート
全日本代表 女子
バレーボールワールドカップ2019女子大会は29日、丸善インテックアリーナなどで試合が行われた。前日に中国が優勝を決めたあとの最終日、日本は3-1でオランダを破った。最終順位を5位とした。
2セットを日本が連取し、第3セットもいったんは日本が25点を先にとったかと思われたが、オランダのチャレンジ成功からの連続得点でオランダが取り返した。エース石井優希と途中出場の石川真佑が流れを変え、今大会を有終の美で終えることができた。
日本のスターティングメンバーは以下の通り。
新鍋理沙、石井優希、鍋谷友理枝、佐藤美弥、奥村麻依、芥川愛加、リベロ小幡真子
日本は立ち上がりから鍋谷のサーブが効果的にオランダを崩し、先行する。石井のストレートスパイクやダイレクトなどで得点を重ね、8-5でテクニカルタイムアウト。しかしオランダもバイスを中心に得点し、また日本の被ブロックが増えて逆転されたところで日本がタイムアウトを取る。佐藤と鍋屋のサーブで崩してブレイクをとり、13-11のところでオランダがタイムアウト。日本にミスが連続してオランダに2点差まで追い上げられるが、石井がしっかり決めて16-13で折り返す。2枚替えで宮下遥、黒後愛が入り、入った途端に宮下がサービスエースで得点。両チームサーブで崩し合う展開で21-18となったところで日本が2度めのタイムアウト。鍋谷のレフトスパイクでサイドアウトを切ると、今日も宮下の好スパイクレシーブから黒後が決めて、25-18で第1セットを先取した。
第2セット立ち上がりはオランダが先行し、芥川のサービスエース、石井のブロックポイントなどで追いつき、均衡した展開が続く。石井がストレート、クロスと強打を決めて得点を重ねるが、15-16でセカンドテクニカルアウトを迎える。1点を取り合う展開となりスローティエスに決められて一歩リードされたところで日本がタイムアウト。タイムアウト明けにコンビミスがあり、再度日本がタイムアウトを取る。芥川のレシーブから2本目を石井が強打して23-23と追いつきオランダがたまらずタイムアウト。宮下、黒後が入る2枚替えで黒後が決めて、最後は石井のサービスエースで第2セットを連取した。
第3セットは鍋谷のサーブで崩して連続得点を重ね、4-0となったところでオランダが早めのタイムアウトを取る。しかしここからオランダはサーブで崩して連続得点。テクニカルタイムアウトは7-8で迎えた。スローティエスの調子が上がってきて点差が開き、13-16で折り返す。鍋谷に代えて石川真佑を投入。左右からブロックを利用して石川が得点を重ね22-21と一歩リードする。鍋谷を戻して先にセットポイントを握るも、オランダのチャレンジが成功し、オランダがセットを取り返した。
第4セットの先発は変わらずスタートしたが、鍋谷が前衛に上がったところですぐに石川を投入。オランダのスローティエス、バイスが止まらず5-8でテクニカルタイムアウト。石川、石井がしっかりと強打を決め、石井のサービスエースで14-12としたところでオランダがタイムアウト。オランダはスローティエスを下げて追い上げる。最後は石川が決めて最終戦をつかみとった。
1位 中国
2位 アメリカ
3位 ロシア
4位 ブラジル
5位 日本
6位 韓国
7位 ドミニカ
8位 オランダ
9位 セルビア
12位 カメルーン
写真:FIVB
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