今季限りで現役引退する阪神・メッセンジャーは、最後の登板を空振り三振で締めくくった。先発で打者1人。先頭の中日・大島を最速147キロのオール直球で仕留めた。
外国人投手最多記録を更新する通算1475奪三振。会見では笑みを浮かべて「アリガトー、オオシマサン」と日本語で感謝。クラブハウスには大島から花束が届いたそうで、その配慮にも「感謝します」と話した。
試合後は引退セレモニーで別れのスピーチ。言葉を詰まらせるシーンもあり、チームや家族への感謝とともに「タイガースファンは世界一番。めっちゃアリガトー」と日本語で伝えた。そのあとにチームメートから胴上げ。巨漢だけに「体を持ち上げてくれるかどうか不安だったけど、気持ち良かった」。そして逆転CS進出へ「これまで通りに自分を見失わなければ、いい結果が待っていると思う」とエールを送った。