◆阪神6―3中日(29日・甲子園)
阪神が今季2度目の5連勝で83日ぶりの勝率5割復帰。逆転でのCS進出に王手をかけた。矢野監督は「めちゃくちゃうれしいです。陽川が本当に素晴らしい打撃をしてくれました」と満面の笑みを浮かべた。
0―0の5回2死。代打・陽川が左翼席へ3号決勝ソロを放った。6回には高山の2点適時打などで3点追加。7回には4番復帰2試合目の大山がダメ押しの14号2ランを打ち込んだ。
この日が引退試合のメッセンジャーは、中日の1番・大島から空振り三振を奪って交代。3番手のガルシアが3回無失点に抑えるなど必勝継投で逃げ切った。9回には藤川が3点を失ったが、8回まで42イニング連続無失点。2リーグ制以降では球団最長記録を更新した。
これで今月15日には4・5ゲーム差をつけられていた3位・広島と0差の4位に。30日の今季最終戦に勝てば、CS進出が決まる。