朝鮮日報

児童・生徒が…

教師に対するセクハラ事件、5年間で2倍

暴行も86件から165件に増

 最近5年間で、児童・生徒や保護者による教権侵害事件は減ったものの教師に対するセクハラは2倍以上に増えたことが分かった。韓国の保守系最大野党「自由韓国党」の金漢杓(キム・ハンピョ)議員が23日に教育部(省に相当)から受け取った「2014-18年 教権侵害現況」によると、過去5年間の教権侵害事例は1万5103件に上った。「暴言および侮辱」が8834件(58.5%)で最も多く、「授業妨害」(2670件、17.7%)がそれに続いた。教権侵害は減る傾向にある。2014年の時点では4000件を超えていたが、毎年減少して昨年は2454件だった。

 教師に対するセクハラは、2014年の時点では80件(2%)にとどまっていたが、昨年は164件(7.3%)に増えた。児童・生徒による傷害および暴行も5年前の86件(2.1%)から昨年は165件(7.4%)と、2倍近く増えた。

 教権侵害に対する処罰は校内および社会奉仕、特別教育履修が7667件(52.9%)と過半を占め、出席停止は4418件(30.5%)、退学は562件(3.9%)だった。

ユ・ソヨン記者
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