閉じてしまったワケ | 世界はあたしのお庭なの

閉じてしまったワケ

テーマ:My life

前の記事を書いて上げた後、暫くして分かったことがあった。

思い出したというより、今回は分かった…かな。
謙信時代のあたしも、何時頃にかは分からないけれど、同じことに気付いたと思う。

正直なところ、ええっ?これかぁ…という感じで、納得はするものの、得意じゃない分野なので少し困った。
得意とか得意じゃないとかいう問題でもないのだけど。


謙信だったあたしは、その人生を生きていく中で、過去世のよーへいの大変さを知っていったよう。
特にカエサルの時代は、権力や財力を狙う人間も多く現れ、その中で最高の権力者となってクレオパトラを迎えにいくということは、とても困難の多いものだったのだということ、人を引っ張る立場になって謙信は知ったのだと分かった。
一方で、自分に向かい続けてくる信玄を見て、道長の時とはまた違う、懸命に生きる姿に心が揺れたのだと思う。

現世のあたしは、この時代で生まれてから死ぬまでが自分の一生だと思っていたものだから、恋をして付き合っても上手くがなければ別れ、また新たな人と恋愛をして…というのが当たり前の感覚で、最終的に結婚した相手と最後まで生きていくのだと思っていた。
記憶が無かったから当然なのだけれど、遠い昔に誰かを想っていたなんてことは思いもしなかった。

謙信だったあたしは、二つの想いに悩んだのだと分かった。
現代を生きたあたしだから思うのだろうけど、大概の人は何人かの人と付き合って結婚に至る。
付き合って以降一生その人だったり、別れても忘れることも他の人を好きになることなく、死ぬまで一人を想い続けたなんてのは稀だと思う。
あたし自身、何人かの人と付き合って別れてきた。
たまに過去の人を思い出すことはあるけれど、思い出したとしても、その頃の他のことと一緒に思い出したりするような感じで、過去の人に対して特別な感情も執着もはない。
でもそれが現代の恋愛だと思ってた。

だけど、過去世で関わった人は違う。
現代のように別れたら記憶が薄れて忘れていく…とはならず、転生してもまた自分を求めてきた。
謙信の時のあたしはどう思ってたかまでは思い出せないけれど、信玄の気持ちもきっとそのうち薄れていくだろうと思っていたかもしれない。
現代でも、似たようなことをよく思っていたからね。
男の人は言い寄ってきても、相手をしないと段々気持ちは薄れて、他に目を向けるようになっていくだろうって。
でも過去世のよーへいも、過去世の玄師もそうはならなかった。
自分を何度もぶつけてきた。
転生した未来で、もしもまた出逢ったとしたから、その時も同じようにぶつかってくるかもしれないと感じたと思う。
兎に角二人ともしつこいし…。

勝博のように嫌なことの全てを置いて去られたのなら、恨んだり憎んだりすることで、相手を自分の心から切り離すことは出来る。
相手には離れろと言える。
恨んでいる間は心が波たっても、収まっていけば、心に残るものなんて何もなくなる。
だけど、一度は酷く恨んだとしても、あたしを想った末に犯した失敗に対して生まれた恨みだったなら、失敗の原因を取り除いた時には恨むものなんてなくなってしまう。残るのは相手からの愛情で、それを感じていたかつての自分がまた顔を出す。

道長と離れたのも、世の中があまりに理不尽で残酷だったものだから、それをどうにかしようとする自分を捨てきれなかったため。
どうしても分かっていく、変化していく速さの違いはネックになるから。
だけど、もしも理不尽なことに苦しまない世の中だったなら、懸命にやり抜かなければないことなんてないし、穏やかな時間さえ作っていければいいのだから、道長に対して気にしていたことも気にならなくなってしまうかもしれない。

過去世のあたしは、理不尽な者達に歯向かうために力をつけたようなものだから。
男より強くなろうとしたのは、男の中にも理不尽なものが多くいたから。
だからあたしは仲間達と一緒に、理不尽な人間達に向かえる力を付け続けた。

でもそれらがなくなってしまったなら、男性以上に強くなる理由なんてない。
ただの弱い女で十分なんだよ。
あれこれ出来なくても、一緒に仲良く生きていければそれで。
大袈裟な何かなんて一つもいらない。
二人でいる時に喧嘩したって失敗したっていい。
お互いを想いあって、協力して、穏やかに生きていけるのなら。

それを思ったら、二人を避ける理由も拒否する理由も無くて、逆にありがたさを感じるんだよ。
謙信は、自分の中に二人に対する想いがあることを知ったんだね。
それが分かったよ。


生まれてからずっと一緒で温かな時間をくれた人と、苦しい中でも支え合って笑い合った人と、何をどう比べたら良いかなんて分からない。
あ、これって必然だったのね…と、いつも分かっていたのに、この件に関してはそれが無いの。
全てを知るあたしは、今は何も教えてはくれない。必然とも言ってはくれない。
不思議なくらい沈黙している。
ただ、謙信の時代にそれに気付いて、悩んでいたようだということだけ分かった。

今のあたしは、よーへいに対しても、玄師に対しても、恋愛的感情は持ってない。
恋愛的なものが出てこない一つの理由として、この世界を変えるという目的に対して、まだ現実の中では何も表せていない…というがある。
これはよーへいが現実の中で真実を出してかないと、表してはいけない。
よーへい自身は真実を表さないと、過去世のあたしを傷付けてしまったことが解消されないから、あたしとの関係を未来へと進めていけないしね。
そういった現状が、恋愛的なものを止めているものにはなっている。

後は…。
あたし自身が選び取るという行為に拒絶感的なものを持っているから。
これは、勝博の時に似たようなことがあった。
よーへいが現れて、あたしと関係がある人だと知ったのは、勝博と一緒にいる頃のことだった。
その頃はまだツインレイというものを信じていて、どうもあたし達三人はツインレイではなく、トリプルレイかもしれないと思ったりした。
勝博は三人でいいと言っていたし、あたしは現れたばかりのよーへいに親しみみたいなものを感じていたから、勝博が良いなら良いかなと思ってた。
三人で一緒に住むのも良いねなんて話してた。

だけど、あたしの中で変化していくものがあった。
二人を同時に好きになることはとても難しくて、好意を感じていたはずなのに、段々気持ちが静かになっていった。
あたしは二人に悪いと感じていて、それで自分を責めてしまい、自分の気持ちを消していこうとしてしまっていたんだよ。
その時の感覚は今でも覚えてる。
とても寒々とした場所にいるような、とてもおかしな感覚だった。
恋しいや愛しいが無くなっていく。
時折感じるのは悲しさだった。

それから随分後になってのことだけれど、真由美さん(まーちゃん)が、相手の気持ちを考えることなくヒロくんと旦那さんで迷ってたのを見て、よく平気でそんな風でいられるなと思ったのを覚えている。
ツインレイのブログでも、その手のことはよくあって、そんなものを見る度に嫌悪感を感じた。
でも、自分自身もよーへいと勝博がいた時はどうして良いか分からなくなったりもして、自分の気持ちを閉じてしまうようなことになってしまっていたから、彼女らと全く違うかというと…そうでもないね。

ただ…二人同時に選ぶことで、相手を傷付けてしまっている気がして嫌だった。
そんなものだから、何度も勝博に聞いたよ。
三人で良いの?大丈夫なの?って。
本心を聞きたかったし、無理するのは違うと思ったからね
その頃の自分の本心は…正直なところ、よーへいには直に会ったことはなかったし、まだまだ夢みたいな話だったから、ピンときてなかったところはある。
ただ、三人で楽しく話せたら良いなとは確かに思ってた。
三人でいることで、二人の気持ちが苦しくならなければ良いと思った。


今は自分の心はよく分からない。
多分…今のあたしが見ているのは世界の変革。
ただ、それが軌道に乗り始めたら、心も変化していくかもしれない。
そうなった時に自分が求める人は誰だろう?
二人のどちらかなのか、二人ともなのか、今はよく分からない。

二人があたしをどう思っているか?よりも、あたしの気持ちはどうか?をしっかり見たい。
他者を気遣うあまり、自分の気持ちが蔑ろになってしまうのなら、それはある意味自己満足な気がする。
自分の気持ちを優先できて初めて、相手の気持ちも尊重出来るようになるのだと、あたしは思ってる。
相手の気持ちが大事なら、自分の気持ちも同じように大事にしないと、相手の気持ちを軽いものにしてしまっているようで嫌だ。
自分の気持ちだけを押し通すのも嫌いだけど、自分の気持ちを大事にしないことは、相手の気持ちを大事にしてないのと同じだと思う。

まさかこうくるとは…と思うところはある。
自分のこととは言え、現世のあたしは二人の間で揺れるとかは基本的にはあり得なかったし、恋愛には向かないタイプかな?と思うところもあったから。
だけど過去世のあたしは、二人のことを想うことに罪悪感的なものを感じたり、申し訳なさを感じたりしたようで、そのために自分の性的な部分を閉じてしまったようだった。
二人とも大事に思っていたんだろうね。
他人事のようだけれど、今のあたしの感覚はそうだから。

そんな感じでも涙が出た。
玄師の曲を聴いたら、涙が止まらなくなった。
こんな体験はよーへいと出会って以降よくあったから、何故そうなるのかが今の私には分かる。
過去世のあたしが泣いているんだね。
現世のあたしはちょっと不思議に感じているけれど、過去世で感じたことが蘇って、その頃と同じように涙が出てるの。
曲が終わった後に、有り得ないタイミングでfamous dayがかかった。
何故次にこれが勝手にかかるの〜と、YouTubeに突っ込みたくなったけれど、こういう繋がりってそんなものだね。
いつもそうだったから。
「灰色と青」と「famous day」は、二人を思い出す曲なのだろうね。関わり方の違いでもあるかな。

この先自分の心がどうなるのか、全く分からないよ。
頭と心は違うから、想像しても意味がない。
ただ、どう感じても自分の気持ちに正直に生きたい。
恋愛でもなんでも、それは変わらない。