シブコ、69で34人抜き! 前日2オーバー49位と出遅れた渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は、6バーディーを奪うもバンカーがらみで3ボギーを献上し69。通算1アンダー、首位と7打差の15位で最終日を迎える。
第1組・7時20分という早朝ティーオフにも、シブコ見たさに黒山の人だかりができた。
「今日は同期3人(同学年でプロテスト合格も同時の大里桃子、臼井麗香と同組)だったので、メッチャ楽しかった。爆笑しすぎ」。そんな雰囲気もプレーに好影響を与えたか、12番で3メートル、14番1・5メートル、15番では8メートルのバーディーパットを沈めて、一気にトータルスコアをアンダーパーまで伸ばした。だが、16番でグリーン右のバンカーから寄らず入らずのボギーを献上すると、後半のアウトは一進一退。「砂…。下手ですね。情けないです」。新たな課題を露呈する一日となった。
それでも最終9番で4メートルのバーディーパットを沈めて、この日のスコアは69。「70と69は違います。昨日のオーバー分は取り戻したいと思ってたので、最後にそれを上回れて気分はいいです」。前週は8打差逆転V。首位と7打差でも期待の声はあがるが「いやぁ、もうないです。このコースでの64とかは無理だし。明日はトップ10を目指して頑張ります」と“スモールマウス”のシブコだった。