秋季高校野球愛知県大会の決勝が28日、岡崎市の岡崎市民球場であり、中京大中京が愛工大名電に5ー0で快勝し、2016年以来3年ぶりの優勝を決めた。エースの最速148キロ右腕、高橋宏斗投手(2年)は4安打完封、先発全員の11奪三振の快投を見せた。
1回に2点の援護をもらった高橋は、最速146キロを計測するなど、序盤から危なげのない投球を披露。5回に連打で無死一、二塁のピンチを迎えたものの、冷静に後続を打ち取った。バッテリーを組む4番の印出も、4回のソロ本塁打を含む3安打2打点の活躍で、高橋をサポートした。
これで、秋季東海大会(10月26、27、11月2、3日、岐阜・長良川、大垣北公園)に愛知県1位校として出場する。高橋は「まだ通過点。東海大会と明治神宮大会でも優勝したい」とさらに上を見据えた。その先に、2010年以来のセンバツ出場が見えてくる。