アイルランドの知将・シュミット監督が白旗を掲げた。「日本はエネルギーにあふれ、強度高いプレーを80分間続けた。本当にビッグなチームだった」
アイルランドは開始20分までにキックオフを使って2トライを挙げるなど12―3とリード。しかし、以降の60分間は沈黙した。「時間がたつにつれて酸素が日本にいってしまったようだ。われわれは反則を犯し、日本はリーチが入ってきてさらにクオリティーを高めた。この結果を受け止めるのは容易ではないが、日本が本当に素晴らしかった。祝福する」
最後は7点をリードされながら、自陣ゴール前からタッチキック。追いつくことよりも失点を避け7点差以内の負けに与えられるボーナス勝ち点1を確保した。シュミット監督は「準々決勝に進むにはボーナス点が重要になる」と苦渋の選択だったことを明かした。(大友信彦)