マイ蛇口を買いました。こちらです。
いきなり何の話だ!と思われていることでしょう。これには深い(?)わけがあるのです。
1. 蛇口写真がおもしろい
水廻りの修理?…違います。寮暮らしなので修理するような水廻りはありません。だいいち家の水廻りに立ち飲み用の蛇口はおかしい。これはインテリア用途として買いました(外に持っていく予定だからエクステリアか?)。
なぜ蛇口をインテリアに?…当然の疑問です。話せば長くなるので3行でまとめます。
- 去年Rubinetto(イタリア語で蛇口)という名前のギターアンサンブル団体をつくる。
- ギター仲間からRubinettoのマスコットとして蛇口を贈られる。
- 試しに海で写真を撮ってみるとかなりイイ!
そのときの写真がこちら。
正月にレンタカーを出して九十九里浜まで行ってきました。蛇口の写真を撮るためだけに。
つやのある金属曲線美と自然風景の、お互いを補完し合うような印象。
それでいて完全に無機質な金属ではない「表情」を持った蛇口。
…
ハマりました。
2. 普通の蛇口は撮影が難しい
本来水道管に接続している部分が無いわけで、そうなると一般的な形の蛇口は支えるのがとても難しいのです。上の写真では鉄パイプを差していますがあんまり美しくないし機動性にも欠けています。
そこで今回は立ち飲み用の蛇口なわけです。手で支えなくても立ってくれそう。自立した大人っぽい子がいいという安直な理由で、INAXの立形水飲水栓を買いました。2500円ぐらい。安くないですか?こういう一般人のひとがあまり買わないものってもっと高いイメージがありましたが…
実を言うとINAXのよりもTOTOの立形水飲水栓がスタイリッシュでカッコよかったのですが、メーカーに問い合わせたところ廃盤商品とのこと… INAXのは若干寸胴体型ですが実物を見てみるとそんなに気にならないです。
3. 自立した大人になれ
さて、自立した子ということで買った立形水飲水栓ですが、自立しません!(上の写真では手で押さえています)
なんということでしょう。ほんとうにあと一歩のところでバランスが崩れてしまいます。大学入学と同時に地方から都会へ出てきて一人暮らしをはじめたはいいけど、いつも実家のことを考えてしまう、そんな初々しさ。
…これはこれでかわいいなと思いました。
ただ撮影のときはやっぱり自立してほしいので何らかの台を作る予定です。“カホンをつくってみた”でお世話になったアルブル木工教室さんに蛇口を持ち込んで、いい感じの台座を作ろうかなーと考えてます。蛇口を持ち込む客は初めてでしょうね、おそらく。
4. ゆくゆくは
ポンプをくっつけて水が出るようにしたいと思ってます。やっぱり水が出てこその蛇口です。それをいろんなところに持っていって写真を撮るのです。蛇口と水ってだけで絵になるのにそれを持ち運べるって… もはやどこへ行ってもいい写真が撮れそうです。
そんなわけでこれからの「蛇口百景」おたのしみに!