伊良部兄弟(静岡・清水区)好成績連発 自転車BMX・全国大会
(2019/9/28 08:24) 静岡市清水区の伊良部琉風(るか)君(9)=清水庵原小3年=と、弟の琉梛(るな)君(6)=清水みらい保育園=が2020年東京五輪で初採用される自転車BMXフリースタイル・パークの全国大会で好成績を残し続けている。2人は「ジャンプ台で飛ぶのが気持ちいい」と競技に夢中だ。
岡山県で23日に開かれた全日本選手権では、琉風君は7-9歳クラスで7位に入り、琉梛君は5-6歳クラスで優勝した。8月のジャパンカップでもそれぞれ6位、優勝と好結果を出した。
ともにBMXを始めたのは約1年半前。父陽平さん(38)が自宅で大騒ぎする子どもの「ガス抜きに」とJR東静岡駅前のローラースポーツパークに連れ出したのがきっかけだった。親子で同施設のBMX教室に参加して以降、めきめき上達。毎日のように施設に通うようになった。
陽平さんは毎日仕事を終えると、夕飯を済ませた2人を迎えに行き、パークに直行。午後7時から2時間ほど一緒に汗を流す。「宿題を終わらせておかなければ連れて行かない」のが親子の約束だ。
「こんなに整備された施設は全国的にも少なく、会員は小学生以下無料なのもありがたい。親子で楽しむことができる」と陽平さんも夢中になり、動画サイトなどで技を研究している。
週末は3人で上級者のいる県外にも遠征する。琉風君は「もっと大技ができるようになりたい」、琉梛君は「プロライダーになりたい」と目を輝かせる。