国際サッカー連盟(FIFA)の2018~19年シーズン最優秀選手投票で、エジプト代表監督と主将が同国代表FWモハメド・サラー(27)=リバプール=に投じた票が無効になった理由が26日、FIFAの調べで明らかになった。英複数メディアが報じたところによると、「投票用紙の自筆サインが筆記体ではなく大文字だった」「投票用紙に必要なエジプト協会専務理事のサインもなかった」―からだった。当局が8月19日の締め切りまでに同協会に2度問い合わせたが返答もなかったという。
ただ、サラーは同投票で4位。この票が有効でも順位に変動はなく、アルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ)受賞に問題はなかった。一方、新たに物議を醸しているのがニカラグア代表の主将フアン・バレラの投票分。開票結果では最優秀選手にメッシ、同監督にリバプールのクロップ監督に投票したことになっていたが、自身のツイッターで「私は投票していない」と公表。FIFAは同国協会に調査依頼した。