【フィギュア】高橋大輔がアイスダンス転向「世界一のステップ」武器に22年北京五輪目指す!平昌代表の村元哉中とコンビ2019年9月26日 20時4分
フィギュアスケート男子で、2010年バンクーバー冬季五輪銅メダリストで昨季から現役復帰した高橋大輔(33)=関大KFSC=が来年1月からアイスダンスに転向すると26日、日本スケート連盟が発表した。女子で2018年平昌冬季五輪アイスダンス代表の村元哉中(かな、26=木下グループ)とのコンビで来季から競技会に出場する。詳細は近日中に高橋が説明する。 連盟の発表や高橋の公式サイトによると、男子シングルとしての競技会出場は12月18日に開幕する全日本選手権が最後。その後は来年1月に米国に活動の拠点を移して、ヘッドコーチを務めるマリナ・ズエワさんの指導の下、アイスダンスでの競技会出場に向けた練習を行う。 コンビを組む村元はクリス・リードとのコンビで臨んだ昨年1月の四大陸選手権(台北)で日本勢初の銅メダルを獲得し、同年の平昌五輪も出場した実力者。最終的にはアイスダンスでの2022年北京冬季五輪出場を目指すことになりそうだが、高橋は世界一と評される華麗なステップが武器だけに、2人の力が成熟すれば、平昌五輪で5位だった団体戦でのメダル獲得へ大きな力になりそうだ。 「まずは男子シングルの最後の演技に向けベストを目指していきます」などと連盟を通じてコメントした高橋は公式サイトで「ジェットコースターみたいな僕のキャリアにお付き合いいただき有難うございました」と男子シングルでの声援に感謝し、「新しいジェットコースターへ乗り継ぎますので、引き続きお楽しみいただければと思います!」と心境を披露。村元も連盟を通じて「新しい挑戦が出来ることを大変嬉しく思います」などとコメントを発表した。 ▼高橋大輔(たかはし・だいすけ) 1986(昭和61)年3月16日生まれ、岡山県倉敷市出身の33歳。165センチ。8歳でスケートを始め、岡山・倉敷翠松高時代の2002年世界ジュニア選手権で日本男子初の優勝。関大に進み、06年トリノ五輪8位入賞。10年バンクーバー五輪で日本男子初のメダルとなる銅メダルを獲得。同年の世界選手権では日本男子初の優勝を果たした。3大会連続出場となった14年ソチ五輪は6位、同年10月に引退表明したが、昨年7月に5シーズンぶりに現役復帰。同年12月の全日本選手権で2位に入ったが、今年3月の世界選手権は出場を辞退した。 ▼村元哉中(むらもと・かな) 1993(平成5)年3月3日生まれ、兵庫県明石市出身の26歳。162センチ。5歳からスケートを始め、2013年シーズンまでシングル選手も、14年シーズンからアイスダンスに転向。15年シーズンから10年バンクーバー、14年ソチ五輪代表のクリス・リードとコンビを組むと15年の全日本選手権から3連覇を達成。18年の四大陸選手権で日本勢初のメダルとなる銅メダルを獲得し、同年の平昌五輪では日本勢過去最高に並ぶ15位だった。その後、同年8月にコンビを解消していた。
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