エンゼルスの大谷翔平選手(25)は24日、13日の二分膝蓋(しつがい)骨手術から初めて会見。米メディアは、メジャー2年目を苦しんだシーズンと総括した。
大谷は今季を「悔しいなという一言」と表現したが、これを受け、米メディアはこぞって「struggle(苦しみ)」という言葉を伝えた。
地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は「2年目のスランプ」と見出しを打ち、「2018年の新人王は、2年目のシーズンに失望していた。球宴後はスランプに陥り、25試合で打率2割3分1厘、1本塁打、5打点。この間のエンゼルスは10勝15敗で、ポストシーズン争いから脱落した」と報じた。
また、地元紙オレンジカウンティー・レジスター(同)は「大谷は2年目でエンゼルスをガッカリさせたと感じている」の見出しで「大リーグ2年目の始めと終わりは、ともにリハビリだった。その間に起きたことについても、彼自身はワクワクしていない」とした。
オースマス監督は「打撃に関しては手堅い1年だったと思う」と擁護した上で、本塁打が昨季の22本から今季18本に減ったことも「心配してないよ」と、いなした。
さらに、同紙は「打球の初速は昨季と変わらなかった一方、打撃フォームが狂った」。今月2日時点で、打球の平均角度が昨季の12・3度から今季は5・9度に減少し、これがアーチ減に直結していると分析した。ちなみに、打球の平均初速は、昨季92・6マイル(約149キロ)に対し、今季は92・8マイル(約149・3キロ)と、故障の影響を感じさせなかった。