名古屋グランパスは25日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習し、マッシモ・フィッカデンティ新監督(51)はミーティングから新体制初戦となる28日の広島戦(Eスタ)の対策に終始。室内でビデオを見せ、ピッチでは広島イレブンを想定した細かい動きをチェック。対戦相手を意識しない風間前監督のスタイルと真逆の指導法で、初陣への準備を進めた。
サブ組を広島と同じ3バックにして、プレーを止めながら約束事を確認。攻守の動きを細かく指示した。昨季までの3年間、鳥栖でフィッカデンティ監督の下でプレーしていたDF吉田は「選手の距離感、ボールのスピード、組織立てています。失点も多く勝てない中で、いい守備からいい攻撃につなげるため」と語った。
フィッカ監督初陣3日前に行われた対広島の練習。彼を知り己を知れば百戦あやうからず。孫子の兵法をならう新監督の準備は5戦ぶり白星、対広島3連勝へとつながっている。