中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)が27日の広島戦(マツダ)から1軍に合流する。26日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では4打数無安打に終わって連続試合安打は11で止まったが、試合後、小笠原道大2軍監督(45)から「思い切ってやってこい」と激励されると、待望の1軍デビューに向けて気持ちを引き締めた。
「1軍に呼んでもらった時のために準備してきたので、思いきってプレーしたいと思います。2軍でやってきたことしか出せないと思いますし、高望みせず、きっちりやりたいです」
9月は62打数22安打で打率3割5分5厘。「何かを変えたというより、甘い球を仕留められたという感じです」。送り出す小笠原監督は「結果は気にせず思い切りやってほしい」とエールを送れば、荒木2軍内野守備走塁コーチも「まずは上の雰囲気を感じることが大事」と説明した。
今年のドラフト1位新人では12球団最後の1軍出場となる根尾は「まずは自分のプレー。打撃なら打撃。守備ならポジショニング。そういうところから入っていって、対相手でしっかり攻めていけたらいいなと思います」と話した。