中日の高松渡内野手(20)が27日の広島戦(マツダ)から1軍に合流する。26日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)は「1番・二塁」で4打数1安打。試合後、ドラフト1位の根尾らとともにプロ入り初の1軍昇格を告げられた2年目内野手は「結果がどうこうじゃなくて、全力でがむしゃらにやっていきたいです。足が武器なので、積極的に果敢に次の塁を狙えたらなと思います」と意気込んだ。
2018年に兵庫・滝川二高からドラフト3位で入団した20歳の持ち味は、50メートル5秒9の俊足だ。だが、1年目は腰痛に悩まされ2軍ですら3試合の出場。今年も春季キャンプ中に左足を痛め別メニューからのスタートだった。支配下選手として入団した同期は全員1軍の舞台を経験。「一人だけ残されて焦りはありました」と正直に心境を語る。
9月に打率3割3分3厘と結果を残して、ようやくつかみ取った1軍への切符。「新人のとき、春季キャンプの練習試合で1軍の雰囲気は味わいましたが、シーズン中はもっと違う。しっかり感じたいと思います」。根尾や同期の山本らに負けじと輝きを放つ。