トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

小笠原よ!エースへ道筋つかめ 今季ラス投が来季への始まりだ

2019年9月27日 紙面から

ベースランニングで三塁に向かう小笠原=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)

写真

 中日は26日、ナゴヤドームで一部投手が練習した。阿波野秀幸投手コーチ(55)は27日の広島戦(マツダ)が今季の最終登板となる小笠原慎之介投手(21)の現在地を説明。試合を任せられる投手になるための道筋を示した。

 「終わりよければすべて良し」。ことわざが示すような考えは全く頭になかった。今季最終登板となることに対し、小笠原は「どうでもいいです。1年間投げたわけじゃないですし」。ぶっきらぼうに言い切った。

 左肩痛で大きく出遅れた4年目。それでも着実に進化はしている。阿波野投手コーチは「右脚の踏み込みが良くなって、球数が増えても質が落ちなくなってきている」と指摘。本人も「良くなっていてもらわないと困りますから」と強調する。

 敵地での広島戦は11日に続き、今季2度目。前回はクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて絶対に落とせなかったため、5回で代打を送られた。4イニングを4安打2失点。「2点とも防げた失点だったと思います」と悔しさをにじませた。

 CS進出の可能性が消えて迎える今度は違う。阿波野コーチは「完全に1試合任せられる投手になるための段階を踏んでいる。手応えを持って終わらせたい」。来季以降へのステップとの位置付け、さらにこう期待を込めた。

 「はまった時の球は昇格してきたときからさすがだと思った。常に同じように投げられれば、少し力を落として投げられるようにもなる」。試合の流れを見ながらギアの上げ下げをする。それこそがエースへの道筋でもある。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ