今季限りでの引退を表明している日本ハムの実松一成ファーム育成コーチ兼捕手(38)が26日、オリックス戦(札幌ドーム)の試合前に引退セレモニーに臨んだ。温かい拍手に包まれる中、21年間の現役生活に終止符を打った実松に同期入団の建山義紀さんと森本稀哲さんから花束が贈られた。セレモニーの前には記者会見し、引退を決めた理由として「ボロボロになるまで現役にこだわりたいと言っていたけど、実際体の方も試合に出ると痛みが出たり、回復という面で試合に入れる機会も減ってきた。これがボロボロということかなと思った」と語った。
松坂世代と言われてきたことについては「一つの世代として、その一員であることは光栄なことです」と胸を張った。その松坂からは球場にねぎらいの花が届いていた。