こんにちは!にゃあこです。
今日は女性の病気の一つで子宮頸癌の事について書いていきたいと思います。
子宮頸癌はパピローマウィルスが原因で、性行為で感染します。経験済みなら誰でも一度は感染するようです。
問題なのは低年齢化によるパピローマウィルスの感染ではないでしょうか。最近は性行為をする年齢が昔と違って早くなりました。そのせいか子宮頸ガンは若い人に増えています。
小学生で娘が妊娠していたという話しも実際に聞いた事があります。
すでにパピローマウィルスに感染している可能性もあります。
なので大人も正しい知識を身に付けて自分自身と娘さんのいる家庭は特に気を付けたほうがいいと思います。
パピローマウィルス感染の原因は?
- パートナーが不特定多数と性行為する
- 避妊をしない
- 皮膚、粘膜の接触で人から人へ感染
- 性行為が一回でもあれば感染することもある
- 性行為の低年齢化
- タバコを吸う
- 免疫力が低い
- デリケートゾーンに傷がある
- 他の性病にかかっている
子宮頸ガンの原因はヒトパピローマウィルス感染です。何回でも簡単に感染しますし、男性の場合は中咽頭癌(ちゅういんとうがん)
薬で治る病気ならいいのですが、ガンになる可能性あるパピローマウィルスに感染したらどうしますか?
あなたは大丈夫ですか?
人事だと思ってない?
無防備な行為は止めたほうがいいです。
パピローマウィルスは、ポピュラーなウィルスで性行為を一度でもした事がある女性のほとんどがかかりますが、90%以上の人は免疫力で排除されます。
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染します。HPVは男性にも女性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は、一生に一度は感染機会があるといわれています。しかしHPVに感染しても、90%の人においては免疫の力でウイルスが自然に排除されますが、10%の人ではHPV感染が長期間持続します。このうち自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。
引用元:日本産科婦人科学会
排除されず、子宮頸部に持続感染した場合は癌化します。なのでパートナーがいるのなら、定期的に検査すれば早期で発見され、比較的治りやすい癌なのです。
年齢関係なく、子宮頸癌の検査は毎年したほうが安心できますよ。
私もあと少し遅かったら命がなかったと思います。
私の体験を元に専門用語を使わずわかりやすい言葉で子宮頸癌とヒトパピローマウィルスについて記事にしていきます。
以下ヒトパヒローマウィルスをHPVと略します。
目次 [表示]
私が高度異形成に?
私はお一人様でパートナーがいないので「私は子宮頸ガン」とは無縁だと思っていたんです。
私のその時の環境は?
- 性行為はしていない
- 自覚症状もなし
- HPVの予防接種を受けていた
子宮頸ガンの予防接種は、ガンになるヒトパピローマウィルスに感染してたらHPVワクチン打っても効果がないそうです。
- 自分はヒトパピローマウィルスに感染していないと思ってた
- 予防接種さえしていればガンにならないと思っていた
- ガン化するパピローマウィルスを予防したかった
- コンジローマの予防
- 前の夫の女性関係が激しかったから心配だった
- 子宮頸ガンの怖さを身近で見た
そんな理由からです。
16型と18型が80%だといわれています。
引用元:ウィキペディア
ヒトパピローマウイルスの16型と18型が、世界の子宮頸がんの原因の75%を占め、31型と45型では10%を占める[10]。
日本では子宮頸癌の人々の87.4%に、あらゆる型のHPVの感染が確認されている[2]。信頼性の高いPCR/シークエンス法による調査では、16型18型は子宮頸癌のほぼ50%から検出されている[2]。 好発部位は扁平上皮化発生領域であり扁平上皮化癌が約90%である[1]。子宮頸部扁平上皮癌はヒトパピローマウイルス (HPV) という腫瘍ウイルスの感染が原因で引き起こされる。
HPVには100以上もの種類があり、皮膚感染型と粘膜感染型の2種類に大別される。子宮頸癌は、粘膜感染型HPVの中でも高リスク型HPVと呼ばれている性交渉によって感染する一部のHPVが長期間感染することによって引き起こされる。が、性交経験がなくても発症はある。
高リスク型に分類されるHPVの型は16, 18, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 68, 73, 82である[11]。
HPVに感染しても多くの場合は、免疫によってHPVが体内から排除される。HPV感染の大半は2年以内に自然消失するが、免疫が誘導されにくいため、何度でも感染する。約10%の人では感染が長期化(持続感染化)する。HPVが持続感染化するとその一部で子宮頸部の細胞に異常(異形成)を生じ、さらに平均で10年以上の歳月の後、ごく一部(感染者の1%以下)が異形成から子宮頸癌に進行する。
HPVによって引き起こされる他の疾患としては、尖圭コンジローマ、疣贅がある。このほかHPV感染者とのオーラルセックスなどに起因して口腔癌のリスクを高めるとの報告がある。
子宮頸ガンのワクチンを打てばガンにならないと聞いて安心したかったのが大きいです。でも、すでにハイリスク型のガン化するヒトパピローマウィルスに感染していました。
検診で子宮頸ガンの検査にひっかかる
でもある日、なんとなく子宮頸ガンの検査をしたんですよ。大丈夫な事を確認したかったのです。
病院に行くと医師が神妙な面もちをしていました。
ヒトパピローマウィルスに感染しています。
細胞診で異常がありました。
私パートナーいませんよ?
それに予防接種もしているんです。
そんなはずはありません。
予防接種前にハイリスク型のヒトパピローマウィルスに感染していたと思われます。
精密検査をオススメします。
HPVの予防接種は、なるべく男性経験のないうちに打っておくほうがいいのです。でもアメリカでは低学年から45才まで打っています。副作用も問題になっていますが、先進国で子宮頸ガンが増えているのは日本だけです。
予防接種って、どれも副作用がありますので慎重に決めるといいと思います。ただ、成人してから打つと高額ですし、すでにHPVに感染している可能性があります。
子宮頸ガンはHPV感染が原因のガンであるのは間違いないようです。古い表ですが、病院の先生に聞くと子宮頸ガンは日本で確実に増えているようですよ。
「先進国で子宮頸がんが増えているのは日本だけ」とも言われています。日本だけかはともかくとして、先進国では子宮頸がんは減少傾向なのに日本では増加傾向というのは事実です。
引用元:朝日新聞
組織診でパピローマウィルスの型やどれぐらい進行しているか調べる
細胞に異常があったので、精密検査のコルポスコープという組織診(そしきしん)を行う事になりました。
なんとも言えない鈍い痛さがあるかな…
終わったあと生理痛のような痛さが続くよ。
産婦人科の待合室はカップルで来られてる人や、年齢層は幅広かったですが若い人が多かったです。
高度異型成でした!
コルポスコープの結果は高度異形成で、確実にガンになるハイリスク型のパピローマウィルス感染していました。なので早めの手術を勧められました。
高度異形成はガンの手前で、発ガン性のリスクが高いといわれるHPV16型でした。子宮頸ガンは進行が早いガンですが早期発見して手術すると治癒率が高いそうです。
発がん性のリスクが高いといわれるHPV16型や18型でも、出生時に感染がみられ[2][3]、日本の5歳でも、口腔から16型が1/3の子供から検出されている[4]。
引用元:ウィキペディア
私はガンかもしれない?そんな馬鹿な…付き添いもなく一人で聞きましたが、とても不安でした。ショックでブルブル震えました。死ぬかもしれない恐怖より「息子を残して死ねない」と言う想いが強かったです。
それと
若い時に無防備だった私はこんな事になるならもっと気を付ければ良かったと思いました。子宮頸ガンは防ぐことの出来るガンです。
もっと早くワクチンを打っておけばよかったのか?
色んな後悔が押し寄せてきました。
担当医師は丁寧に私に
- 高度異型成
- ハイリスク型のヒトパピローマウィルスであること
- 前ガン状態、もしくはガンかもしれない
- すぐに手術が必要なこと
- 術後の検査結果によっては子宮を取る場合もある
- 術後は流産の可能性がある
- 悪性の場合の告知について
分かりやすく丁寧に説明してくれました。
円錐切除術とは?
円盤切除術とは子宮頸部だけをレーザーでくり抜きます。 ハイリスク型のヒトパピローマウィルスに感染しています。
残念ですが陽性でした。
円錐切除術(えんばんせつじょじゅつ)を行うと妊娠した時に流産の危険性があります。
大丈夫ですか?
早めに手術してください。
私は高度異形成でハイリスク型のヒトパピローマウイルスに感染しているので切る以外の選択権はありませんでした。
診断の1ヶ月後に入院
私の息子の面倒を見てもらうのに実家の母に来てもらい2泊3日の入院をしました。
大部屋でしたし、この病室の部屋はガン患者さんが多かったので鳴き声が聞こえてくるのです。
まだ、子供のような子が子宮全摘手術をして
とむせび泣くのです。子供も産んだ経験のない若い子が子宮を取るのは、心も子宮も痛かっただろうなと胸が痛みました。若ければ若いほど痛みに敏感で辛いと思います。
私は子宮頸部のみレーザーで取り除いただけですが、気持ち悪くて痛かったですよ。
その取り除いた頸部の細胞も線癌か扁平上皮癌か調べるそうです。
子宮頸癌は子宮の入り口のところにできる癌です。90%は扁平上皮癌という皮膚癌の親戚ですが、10%は腺癌という胃癌とか大腸癌の親戚です。
引用元:tokudai-sanfujinka
私の場合は線癌ではありませんでした。
退院後が大変だった
円盤切除術後は、体調不良と大量出血に悩まされました。
退院後は
- 自転車に乗らない
- 安静
- お腹に力を入れない
を守らないと大量出血しますよと注意されましたが、私はシングルマザーで当時頼る人もいなかったのです。
だから、誰にも頼らず一人で頑張りましたが、もっと人に頼ればよかったと後悔してます。助けてくれる善意の他人はいっぱいいるのよ。
だからブログに、過去の自分に言い聞かせるように「誰かに相談!早めの対処を」と声を大にして訴えているんです!
今は素直に助けて!と言えるようになりました。
後からジワジワくるの!
思ったより大変でお腹は痛いし、ホルモンのバランスが崩れて体調が悪化したよ。
家事をしないといけないから、無理をしたので大出血して救急車で運ばれました。
完璧に治るのに何ヶ月もかかったし、なんとも言えない鈍痛が術後一年経っても続きましたよ。
女性なら分かると思う。
子宮系の手術をしたのを知られたくなかったから誰にも言えなかったんです。でも誰も、そんな事は思ってなくて「なんで隠そうとするの?大丈夫なの?」って心配してたみたいです。
- 男遊びが激しい
- 男にだらしない
そう思っている人もいますが関係ないですよ。
誰でも一度はヒトパピローマウィルスに感染しますので変な偏見は止めてくださいね。
それに黙っているだけで実は年配から高齢の女性に聞くと
手術したから今も生きてるの。
手術して子宮がない女性も多いです。早期発見すれば予後もいいみたいです。
2~3年通院して再発してないかを検査
その後はどうするかと言うと
- 2週間に一回
- 1ヶ月に一回
- 2ヶ月に一回
- 3ヶ月に一回
少しずつ間隔をあけていくのですが通院の時間や検査費用がかかります。
精神的にも再発はないか怯えながら暮らすのです。私は正直、前向きな気持ちにはなれませんでした。
数年後、普通の人と同じ一年に一回の検診になったのです。再発するかもわかりませんし完治したのかわかりませんが医師に生活を変えるように言われました。
なので私は昔のように働くのは止めてながらワーカーになりました。
- タバコは吸わない←頸癌と肺癌のリスクをあげる
- ストレスのない生活
- 食べ過ぎない
- バランスのよい食事
- 適度な運動
- 定期検診
- キノコ類を食べる
- ホットヨーグルトを食べる
HPVの予防接種の費用は?
私は成人しているので、HPV予防接種を三回打って4万6千円でした。高いでしょ?でも成人女性でも効果はあるんです。
他の型とイボの予防はできます。
- 1回目は16,000円
- 2回目は15,000円
- 3回目は15,000円
を6ヶ月にわかって3回注射を打ちますがこの注射は痛いです。
無料期間は?
小学校6年から高校生1年までは子宮頸ガンの予防接種は無料ですが、色々問題があって今は推奨されていません。
頸ガンの予防接種もリスクを伴いますが、ガン化するヒトパピローマウィルスを予防できるのも確かです。
それにあの副作用騒動はHPVワクチンとの因果関係とは関係ないのが立証されたそうです。
皆さんは、子宮頸(けい)がんワクチン(HPVワクチン)は重篤な副反応を生じる危険なワクチンだと思いますか。センセーショナルな報道やSNSの投稿などによって「危険なワクチン」と判断されている方も多いと思います。結論から申し上げると、さまざまな科学的研究で「ワクチンとワクチン接種後に現れる副作用とされている症状には、因果関係があるとはいえない」と決着がついています。
引用元:時期メディカル
ドクターに聞いたヒトパピローマウィルスの疑問を聞いてみた
そういえば、数年前にヒトパピローマウィルス感染をしている男性は中咽頭癌(ちゅういんとうがん)になりやすい事がわかっています。
男性のヒトパピローマウィルスが調べれるようになったのはごく最近なんです。
予防接種を受けるのもいいと思います。
防げる癌ですから。
この論文は衝撃的です。医学の教科書を書き換えなければならない数字が突き付けられています。これまではHPVが原因のがんといえば子宮頸がんがほとんどだったのが、中咽頭がんが最多となり、しかも男性の方が女性より4倍も多いというのです。
引用元:大融寺町谷口医院
日本にはまだこのようなデータがありませんし、中咽頭がんでHPVが調べられるようになったのはつい最近のことです。
ちなみに日本は諸外国と比べてオーラルセックスの普及率が高いと言われており、海外ではいくらか普及している女性の膣をカバーする「デンタルダム」などは日本ではほとんど売れないと聞きます。
あなたが男性であったとしても女性であったとしても、咽頭のHPV検査、またはHPVワクチン、検討しなくていいですか?
まとめ
今回は私の体験談を記事にしてみました。子宮頸癌は進行が早いですが早期発見して治療すると予後のよい治りやすい癌なのです。
予防出来るヒトパピローマウィルス感染によって若い命が奪われてます。
ワクチンで予防できる癌なので、予防しておくのがいいかなと思います。
ヒトパピローマウィルスに感染して異形成や癌になるとお金もかかり、身体への負担はすごく大きく辛い癌です。
- 働けない
- お金がかかる
- 精神的に辛い
- 身体に負担がかかる
- 時間も奪われる
- 最悪命に関わる
- 子供が産めなくなる
ワクチンが怖いなら定期的な検診で癌になる前に予防できるはずです。
一度、子宮頸癌の検査をしてみませんか?早期発見って大切ですよ。
婦人科に行くのは恥ずかしい人は自宅でできる検査キットもあります。