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(CNN Business) 国際非政府組織(NGO)オックスファム・ インターナショナルは21日、世界の富豪上位26人が保有する資産の合計は1兆4000億ドル(約153兆円)で、この金額は貧困層38億人の保有資産と同額とする報告書を発表した。
報告書は、スイスで22日から始まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にあわせて発表された。
報告書によれば、世界の富豪は毎日25億ドル資産を増やしているのに対して、貧困層の資産は減少しているという。
10億ドル以上の資産を保有する「ビリオネア」の人数は過去最高の2208人となった。世界的な金融危機が起きた10年前と比較して、人数はおよそ2倍となったという。
オックスファムが利用した経済誌フォーブスの長者番付によれば、富豪の多くは米国人だ。こうした富豪のなかには、アマゾンなどを率いるジェフ・ベゾス氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、投資会社バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏などが含まれる。
オックスファムは、より公平な富裕層に対する課税や、個人所得や法人税の引き上げ、企業や超富裕層による納税回避の動きの撲滅などを推奨している。同団体はまた、無料の国民皆保険や、教育をはじめとする公共サービスの提供も提唱している。水や電気、育児といった公共分野への投資によって女性が自由に使える時間が増えて、無給で作業する時間の抑制にもつながるとしている。