ボクシングのWBAミドル級王者で2012年ロンドン五輪同級金メダリストの村田諒太(33)=帝拳=が25日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで東京五輪の各競技の強化指定選手や指導者らを相手に講話し、「メダルだけが人生じゃない」と“村田流”のメッセージを送った=写真。
この日は、テニスの錦織圭(日清食品)や柔道の国士舘大・鈴木桂治監督ら約200人が聴講。村田は北京五輪予選での敗退や金メダル獲得後に覚えた違和感などの体験談を交えて熱弁。「自分自身はそうは思わないけど、オリンピアンはすごい人たちという印象が今もあるので、壇上から話すのは変な気分でした。もし1人でも、話したことが支えになれたら」と話した。 (藤本敏和)