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2019年9月26日 紙面から
ウエスタン・リーグ広島戦の4回裏無死一塁、船越の二ゴロを一塁へ送球し、併殺を完成させる根尾=由宇球場で(黒田淳一撮影)
◇中日12-0ヤクルト
来季へ大きく動きだす。中日は25日、ヤクルトに12-0で勝ち、今季ナゴヤドーム最終戦を終えた。優勝も、クライマックスシリーズ(CS)進出も逃し、与田剛監督(53)は試合後のセレモニーで、ファンに向けて「申し訳なく思っています」。雪辱の来季へ、ドラフト1位ルーキー・根尾昂内野手(19)を27日の広島戦(マツダ)から1軍に昇格させる。
本拠地最終戦でヤクルトに快勝した試合後。ナゴヤドームのファンへ向けて、与田監督が今季のラストメッセージを発した。「1年間、この素晴らしい場所で温かいご声援をいただいて、ありがとうございました」。感謝でスタートしたあいさつはしかし、悔しいフレーズを続けなければならなかった。
「最大の目標であるリーグ制覇はかなうことができず、今シーズンここで戦えなくなってしまったこと、選手、スタッフはあと一歩というところまで追い上げることができましたが、その一歩を、私の力不足でみなさんを喜びの瞬間に導くことができませんでした。ホントに心より申し訳なく思っています」
絶対目標であった優勝を逃し、CS進出の可能性も24日に完全消滅。今季はもうナゴヤドームで試合ができないことを竜党にわびた。
雪辱は来季に果たさなければならない。そこへ向けての戦いはもう始まっている。まずは残り3試合で、その布石を打つ。ドラフト1位ルーキー・根尾を1軍に昇格させることを決断した。
試合後、根尾昇格の考えを問う質問に「もちろん、もちろん」と応じた。具体的な時期は明言を避け、「グラウンドを見ていたら分かるよ」と述べるにとどめたが、関係者の話を総合すると27日の広島戦(マツダ)で昇格させる。
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