元Coinhiveユーザー

再度漫画村のCoinhiveについて整理をすると、 Coinhiveにはいくつかの種類・機能があるのですが、漫画村では、そのうち2つが使用されていた時期がありました。

1つはGoogleのrecaptchaのような物で、表示をクリックすると一定量のマイニングが行われます。bot等がこれを突破する事は可能ですが、大量に突破しようとすると、莫大な計算リソースが必要となります。 これは閲覧者にCoinhiveによるcaptchaの存在が表示されているので、全く問題はありません。

2つ目は、いわゆるCoinhive事件一般で問題とされた物で、Coinhiveのマイニングスクリプトをサイトに埋め込むことによって、閲覧者の端末にマイニングを行わせます。 これの違法性については、(控訴されたので確定している訳ではありませんが、)モロさんケースの裁判の一審で無罪が出ています。

漫画村においては、問題の無い(問題とされていない)、1つ目のものとは別に、2つ目のものも設置されていましたが、アーカイブを確認すると、このCoinhiveの設定はthrottle:1という風になっていました。

このthrottle設定、絞り設定は0-1の間で指定し、0であると絞らない、つまりフルパワー稼働、1であると絞る、稼働しない(コード的には1%動くという話もあるが、こちらが行った実験では異なり、動作しなかった, 後述)というものです。