アメリカの北東部に位置する街、ボストン。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、世界的に有名な大学があり、各国から優秀な学生が集まります。
語学留学でも人気の街ですが、他のアメリカの都市と比べると日本人の数は少なめ。そのため情報も集まりにくく、「ボストンでの留学生活が想像できない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ボストン留学の特徴や魅力、メリットとデメリット、さらには知っておくべき情報までご紹介します。これを読めば、ボストンでの留学生活がイメージできます。
なおこの記事では、1米ドル=110円で計算しています。
ボストンは、北東部にあるマサチューセッツ州に属している街です。ニューイングランド地方と呼ばれている場所であり、約66万人が居住。
アメリカの歴史的が詰まった街とも言われており、18世紀半ばまではアメリカ最大の都市でした。ローガン国際空港が玄関口となります。
気候は、日本のように四季があることが特徴です。しかし冬が非常に寒く、0℃を下回る日が続くことも。寒さは4月頃まで続き、他の都市と比べると冬が長いです。
対して、夏は30℃以上の暑さがあり、涼しいわけではありません。ただし、降水量は年間を通して少なく、年間平均90mm程度しか降りません。
時差は14時間あり、サマータイム(3月中旬から11月上旬)は13時間に縮みます。直行便は東京と大阪から、JALが運航しています。
経由便であれば、ユナイテッド航空、デルタ航空、エミレーツ航空などがあり、トロントやアメリカの他の都市で乗り換えになります。フライトは平均13時間です。
物価は、基本的には高いです。外食をすると、ランチで平均12米ドル(約1,320円)。しかし、ニューヨークのような大都市に比べると数割安く、生活費と授業料で月50万円ほどの費用です。また、治安も比較的良い街です。
ボストンには、学術都市であること、交通の便が良いこと、アートが盛んという特徴があります。
ボストンは学術都市で、大学が非常に多い街です。有名な大学だけでなく、そもそもの大学数も多く、学生が集まる賑やかな場所となっています。
ボストンには、以下のような有名大学があります。
どれも、世界各国から優秀な学生が集まる有名校。そのため、ボストンの街中では学生らしき人の姿をよく見かけます。学生街も多く、特に「ハーバードスクエア」というハーバード大学近くが賑やかです。
ボストンでは、「車はいらない」と言われるほど交通網が発達しています。地下鉄やバス、タクシーなど移動の選択肢は多く、その中でも地下鉄が特に便利です。
地下鉄(MBTA)には、以下の5つのラインがあります。
路線はそれぞれ5つの色で分かれており、留学生でも分かりやすいです。空港からは、ブルーラインで中心地に移動可能。また、街自体がコンパクトでまとまっているため、通学や通勤はもちろん、観光もしやすいことが魅力です。
ボストンはアートが盛んな街。なぜならば、世界三大美術館の内のひとつ、ボストン美術館があるからです。
三大美術館は、ボストンの他にニューヨークのメトロポリタン美術館、シカゴ美術館があります。その世界的な美術館と並ぶくらい、展示は充実しており、人気のスポット。曜日と時間帯によっては、無料で入れることもあります。芸術系の学校に通っている人には、特におすすめでしょう。
また、過去にアメリカ最大の都市であったことから、歴史的なスポットもたくさんあります。街並みもレンガ造りでおしゃれで、歩くだけでも楽しい街です。
ボストン留学には、アメリカの歴史を学べること、日本人が少ないこと、就職サポートが手厚いことの3つがあります。
ボストンは、アメリカの歴史がスタートした街でもあります。歴史的スポットや周遊ツアーも開催されており、留学先の歴史について学ぶ機会が多くあります。
例えば、「フリーダムトレイル」というアメリカの史跡を回るツアー。独立戦争にまつわる16個のスポットを、約4kmの道のりを歩きながら鑑賞します。
大人数で周るのではなく、自分のペースで歩いて周れることも大きな魅力。休日にゆっくりと、アメリカについて知る時間を持ち、勉強することができます。
ボストンはアメリカの中でも、日本人が比較的少ない街。そのためロサンゼルスやニューヨークなど人気の街と比べると、日本語を使う機会はほとんどありません。
在ボストン領事館によると、マサチューセッツ州内に住む日本人は、2014年時点で約1万5千人。サンフランシスコのような西海岸では、約4万5千人も日本人の在留届が出されており、ボストンの日本人数が少ないことが分かります。
日本人が少ないと、英語でコミュニケーションを取るしかありません。語学学校でも日本人はあまり見かけないため、英語に集中できる環境が整っています。
ボストンは、留学後の就職サポートが手厚く、現地就職のチャンスもあります。
毎年11月の3日間に、「ボストンキャリアフォーラム」という就職イベントが開催されているからです。日英バイリンガルの学生を対象としており、1年以上の交換留学経験がある、もしくは日本国外の学士や博士を取得している、海外での職務経験がある留学生が対象です。
日本の企業が中心に参加していますが、中には現地企業の姿も。就職だけでなく、インターンシップのチャンスもあるようです。また、アメリカだけでなくオーストラリアやカナダ、イギリスなど英語圏の留学生が集まり、他国の留学生との交換情報も行えるでしょう。
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ボストン留学には、冬の寒さ、物価の高さ、ある程度の英語力が必要とされることという3つのデメリットがあります。
ボストンは、冬が寒いです。北海道と同じ緯度に位置するため、気温が氷点下まで下がる日が続きます。
冬には、−5℃になる日もあり、4月頃まで寒さは続くと言われています。寒さが苦手、寒さで体調を崩しやすい場合、体調管理をしっかりと行う必要があります。防寒具もしっかりと持参してください。どうしても寒さが苦手であれば、11月から4月の留学は避けましょう。
ボストンの天気・気候と服装
ボストンはアメリカの中でも特に、物価が高いです。1ヶ月につき、平均20万円の生活費が必要でしょう。
物価の高さは、なんと全米6位。ニューヨークやサンフランシスコよりは安いものの、ロサンゼルスやシアトルよりは高いです。現地での費用は多めに必要となり、生活費だけでも20万円から30万円は用意しておくべきでしょう。
参考:NUMBEO
日本人が少ないということは、緊急時に日本語で頼れる人も少ないということ。そのため、留学前から英語力を備えておくことが必要です。
日本語が分かる人が少ないと、緊急時であってもすべて英語で説明しなければいけません。さらには、もともと学術都市のため、ハイレベルなある程度英語ができる学生がほとんど。語学学校は英語が乏しくても入学できますが、中学英語レベルがなければ授業も理解できません。
留学までに、中学英語レベルまで学習しておくことが必要です。また、緊急時に連絡の取れる領事館の場所や連絡先など、万が一に備えておきましょう。
ボストンへ留学する前に、ベストシーズンや滞在方法などのポイントについて把握しておきましょう。また、便利な交通カードについてもご紹介します。
ボストン留学のベストシーズンは秋(9月から11月)です。気候が穏やかで、過ごしやすい季節だからです。
デメリットにもあるように、ボストンの冬は長く、寒さの厳しい時期です。そのため、寒さが苦手な場合、冬の留学はおすすめできません。しかし、9月から11月であればまだ寒くない上に、夏の暑さも和らぎ始める時期。大学入学が9月であることからも、留学を始めるのに良い時期となります。
ボストン留学では、留学生の多くがホームステイを選んでいます。ボストンの一般家庭で過ごすことで、より現地生活について知ることができるでしょう。
滞在方法自体は、ホームステイと寮、シェアハウス、アパートなど様々。しかし、学生の多いボストンでは、ホームステイの受け入れ先がたくさんあります。そのため、ほとんどの留学生がホームステイを選ぶようです。
アメリカのホームステイの滞在費用、注意点、英語力アップのための過ごし方を解説
ボストンでは、Charlie Card(チャーリーカード)というチャージ式のICカード乗車券があります。切符を購入するよりも、安く交通機関を利用できます。
チャーリーカードは、1回につき0.5ドル、通常料金から安くなります。さらには、無料で入手することもできるため、物価の高いボストンでの費用節約にも繋がります。駅で配られているため、ぜひ入手してみてください。
アメリカ発祥の街、ボストン。有名大学も多いこの街には、以下のような特徴があります。
日本人が少なくて英語に集中できる、就職サポートが手厚いといったメリットがありますが、反対に冬が寒い、物価が高いといったデメリットもあります。特徴や魅力を理解しながら、ボストン留学への準備を進めてくださいね。
もしボストンが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
ボストンでおすすめの学校や、留学費用について知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
ボストンの人気語学学校ランキング
ボストン留学の1ヶ月の費用
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