競合アカウント、無理やり消去し「広告収入増狙う」…高校生ら再逮捕
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無料通話アプリ「LINE」のビジネス向けサービス「LINE@(アット)」で、他人のアカウントを無断削除したとして、警視庁は25日、東京都文京区の通信制高校3年生(18)ら少年3人を電子計算機損壊等業務妨害容疑で再逮捕したと発表した。少年らはSNSの情報発信で多額の広告収入を得ていたといい、警視庁は、競争相手からフォロワーと広告を奪う目的だったとみている。
発表によると、ほかに逮捕されたのは、世田谷区の専門学校生(19)と、港区の無職少年(19)。いずれも再逮捕は24日。
少年3人は2月22日、北海道北斗市の通信制高校3年の男子生徒(18)を車に監禁して東京都内を走行中、LINE@のパスワードなどを無理やり聞き出した上で、男子生徒のアカウント4個を消去した疑い。
3人は男子生徒と面識はなく、事件当日に初めて会っていた。SNSを通じて「アカウントを5000万円で買いたい人がいる」と持ちかけて呼び出し、「いつでもお前を沈められるんだぞ」などと脅してパスワードを聞き出したという。
3人は9月3日、男子生徒を乗用車に押し込むなどした監禁と強要容疑で警視庁に逮捕されていた。
被害者の男子生徒は約3年前からLINE@で中高生向けにダンス映像や恋愛に関する情報などを発信し、約200万人のフォロワーがいた。フォロワーの端末画面に表示されるインターネット広告で年間約1000万円の広告収入を得ており、税務申告もしていたという。
逮捕された少年らもLINE@のアカウントで若者向けにダンス映像などを発信し、年間数百万~1000万円の広告収入を得ていたとみられる。調べに対し、文京区の少年は「競合相手のアカウントを削除すれば、自分たちの広告収入がもっと増えると思った」と供述している。
LINE@は、企業や個人事業主がアカウントを開設し、登録したフォロワー向けに商品情報やメッセージを一斉配信することができる。メッセージに広告を付けることで、広告主から広告料が入る仕組みになっている。