尿から覚醒剤の陽性反応 あおりエアガン容疑の男

中部
社会
2019/9/25 9:56

愛知県内の東名高速道路で乗用車が後続のワゴン車にあおられ、エアガンを発射された事件で、器物損壊容疑で逮捕された無職、佐藤竜彦容疑者(40)の尿から覚醒剤の陽性反応が出ていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。

8日、愛知県内の東名高速道路で、あおり運転をしてエアガンを発射する佐藤容疑者(被害男性提供)=共同

8日、愛知県内の東名高速道路で、あおり運転をしてエアガンを発射する佐藤容疑者(被害男性提供)=共同

愛知県警は24日に兵庫県尼崎市内の佐藤容疑者の自宅を家宅捜索した。県警は覚せい剤取締法違反の疑いで調べるとともに、エアガン発射事件との関連を捜査している。

佐藤容疑者は東名高速上り線でエアガンを発射して乗用車を傷つけたとして14日に逮捕され、15日に器物損壊と道路交通法違反(禁止行為)の疑いで送検された。捜査関係者によると、逮捕後の尿の検査で覚醒剤の陽性反応が出た。

京都市や神戸市でも7~8月、車や歩行者が特徴の似た黒いワゴン車にエアガンで撃たれる事件が4件起きており、県警が関連を調べている。

東名高速の事件は8日朝に発生した。佐藤容疑者は事件の約1時間20分後、燃料切れのため岐阜県瑞浪市の中央自動車道で停車。駆けつけた警察官が事情を聴こうとしたところ、同乗していた女性とワゴン車を残して逃げた。14日未明、友人とともに兵庫県内の警察署に出頭した。

電子版トップ



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。