【首都スポ】[大学野球]"静岡のジーター"奈良間のサヨナラ3ランで立正大先勝 常葉菊川出身の1年、秋から正遊撃手2019年9月24日 23時50分
◇24日 東都大学野球秋季リーグ 立正大6x―3亜大(神宮)東都大学野球リーグ第3週第1日は24日、神宮球場で行われ、立正大が6―3で亜大にサヨナラ勝ちして先勝した。同点にされた直後の9回2死一、二塁で、奈良間大己内野手(1年・常葉菊川)が左翼席に決勝3ランを放った。亜大は3点差を追いついたが勝ち越せなかった。プロ野球にも配慮した日程で、今週からの3週間は1日1カードずつ行われる。 雄たけびを上げてダイヤモンドを回った。立正大の奈良間が高めの直球をたたいた打球は、前進守備の左翼手の頭上を越えてスタンドイン。「外野の上を越えるとは思いましたが…。サヨナラ本塁打は中学2年のシニアのとき以来です」 米ヤンキースをイメージしたユニホームの常葉菊川では3年夏の静岡大会で遊撃手として打率8割超。甲子園に導き、静岡のジーターとも呼ばれU18にも選ばれた。今春リーグ戦の途中から三塁レギュラー。「ボールの見極め方、考え方などをアドバイスしてくれた4年生のおかげです」。開幕から正遊撃手の今秋は6試合すべてにヒット。東洋大戦では9回に同点二塁打でタイブレークに持ち込んだが、今度は2度目のタイブレークを阻止した。 坂田精二郎監督(45)は「秋は4年生が引っ張らないといけない。1年生が決めて、4年生の刺激になってくれればいい」と期待。3ランの直前にいい当たりの二塁ライナーを打った主将の根本は「きょうは奈良間に救われた。あしたは自分たちが決める」と、今季初の勝ち点奪取へ、気を引き締めた。(小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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