将棋の最年少プロ・藤井聡太七段(17)は25日、第61期王位戦(中日新聞社主催)予選2回戦・竹内雄悟五段(31)戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各4時間で使い切ると1分将棋。先後は振り駒で決められ、藤井七段は後手となった。
竹内五段とは過去5回対戦があり、藤井七段がすべて勝利。前回は8月22日の棋聖戦1次予選決勝で当たり、先手・竹内五段のゴキゲン中飛車に対し、藤井七段は超速2枚銀で快勝した。今回も戦型はゴキゲン中飛車に。竹内五段が前回を踏まえ、どのような策を練ってきているかに注目が集まる。
屋敷伸之九段(47)が持つ史上最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)更新へ向け、藤井七段に残されているチャンスは5棋戦。2020年の王将戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦となっている。
第60期王位戦は今、豊島将之王位(29)に木村一基九段(46)が挑む七番勝負がクライマックスを迎えている。両者3勝3敗で激突する第7局は、くしくもこの日から指され、26日に決着する。第61期の七番勝負は来年7~9月に行われる。