強風の中、屋根に登ってブルーシートが飛ばないよう補強する人(23日午後、千葉県鋸南町で)=守谷遼平撮影

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 台風15号の被害を受けた千葉県では23日、台風17号から変わった温帯低気圧の影響により、千葉市で最大風速16・5メートルを観測するなど各地で強い風が吹いた。

 屋根のブルーシートが飛ばされたり、再び停電が発生したりした地域もあり、住民たちは疲れた表情を浮かべた。

 県によると、23日午後4時現在の住宅被害は1万2567棟(全壊100棟、半壊1266棟、一部損壊1万1201棟)。

 鋸南きょなん町の自営業男性(45)宅では昼頃、20日に張ったばかりのブルーシートが強風ではがれ、ごみや砂ぼこりが室内に入り込んだ。業者に張り直してもらったが、男性は「また強い風が吹いたらシートがだめになりそう」と不安げに話した。

 停電は22日午後10時現在で約2300軒まで減ったが、千葉市や八街市などで再び停電が起き、23日午後2時頃には約5400軒に増えた。強風が影響した可能性がある。24日午前0時現在、南房総市など5市町の約1900軒になった。

 一時約1700軒が停電した千葉市花見川区の男性(88)は「『またか』と思ったが、すぐに復旧してよかった」と話した。