それでは今回は使徒再生について考えていきます。
使徒再生とは
まず、使徒再生とは何か
簡単に言うと、人間をオルフェノク化させる行為。
オルフェノクにとっての唯一の生殖行為であり、成功する場合と失敗する場合があります。
使徒再生はオルフェノクが自らの体の一部を触手に変えたり、武器を生成して人間にオルフェノクエネルギーを注入し、人間の心臓を破壊させ死亡させます。
死亡した人間は心臓を失い、一旦死亡し、注入されたオルフェノクエネルギーに対応できればリバースハートという心臓の代わりになる臓器が形成され、オルフェノクとして甦ることが出来ます。
使徒再生された人は、成功するとオルフェノクとして覚醒しますが、失敗すると灰化して完全に死亡してしまいます。
灰化した場合は、急激な進化に細胞や肉体が耐えられずに灰化するようです。
スクィッドオルフェノクはくじ引きのようなモノと発言しており、成功するとアタリ、失敗するとハズレ…とされています。
オルフェノクに進化するのは急激な進化とされていて、成功率は低いとされていますが、オリジナルとコピーの割合はコピーの方が圧倒的に多い言い回しがされています(オリジナルの方が希少性があるとか…)
灰化する場合が多いとなると、人間にとっては殺人に等しい行為ですが、アタリであった場合でも一度死亡することや、人間としては殺害しているので、どちらにせよ人間にとっては殺人と変わらないようです。

基本的に人間を襲う際は触手を口や鼻から入れて、人間の心臓を焼き尽くします。
この触手は非常に特殊なもので、ガラスなどをすり抜けられる特殊な触手となっています。
そのため、口や鼻から入れた触手が心臓に到達するには食道を突き破らなければいけませんが、特殊な触手の為、食道や他の臓器を傷つけることなく心臓だけを焼失させることが可能なのです。
言葉の意味
使徒再生という言葉なのですが、色々意味が込められています。
読み方は『しとさいせい』で、漢字で書くと『使徒再生』です。
別表記にすると『死と再生』と表記しても意味は伝わりますよね。
オルフェノクによって使徒再生された人間は万遍なく死を与えられます。
そして、死を経験した者の中からオルフェノクとして甦る者が出てきます。
それが再生ということ。
つまりは『使徒再生』=『死と再生』とほぼ同義なのです。
更には、オルフェノクという名前にも関連しています。
オルフェノクの語源となったのはギリシャ神話に出てくる詩人『オルフェウス』と旧約聖書に出てくる『エノク』の2つ。
『オルフェウス』が出てくる話の中に妻を甦らそうとする話がある。
『エノク』は従う者と言う意味。
次に『使徒再生』の『使徒』とは一体どういった意味があるのでしょうか。
『使徒』とはキリスト教において、キリストの12人の弟子を指しますが、広義の意味では教えを広める宣教師(遣わされた者)の事も指します。
つまり、オルフェノクが遣わされた者(宣教師)となって、人間にオルフェノクを広めていくと言う意味にも置き換えられます。
使徒再生のパターン
スタンダードな触手を使った使徒再生

触手を使った場合の多くは、人間の口や鼻から触手を入れます。
画像のは、2本ではなく1本なので触手はかなり太いようです
ドクンと鼓動する心臓
オルフェノクによって、口や鼻から入れられた触手は食道を突き破って心臓まで到達
心臓に到達した触手は、心臓に突き刺さり、オルフェノクエネルギーを注入
オルフェノクエネルギーが注入されると、心臓が青い炎をあげて焼失
やがて、オルフェノクエネルギーを注入し終えると、オルフェノクは触手を引き抜く
そして、人間は他の臓器を傷つけられることなく心臓だけを失い、一旦死を迎える
次に魔剣やそのオルフェノクの固有武器による使徒再生
ホースオルフェノク
ホースオルフェノクの固有武器魔剣によって直接相手の心臓を突き刺す方法
ドクンと鼓動する心臓
固有武器によって直接心臓に突き刺す
固有武器を介し、オルフェノクエネルギーを注入
オルフェノクエネルギーを注入し終えると、オルフェノクは固有武器を引き抜く
オルフェノクエネルギーを注入された心臓は青い炎をあげて焼失
そして、人間は他の臓器などを傷つけられることなく死亡
スクィッドオルフェノク
スクィッドオルフェノクの固有武器の棍棒によって、ゲル状の墨を相手の顔面に発射させて、血管から心臓を消滅させる
ドクンと鼓動する心臓
血管を介して心臓にオルフェノクエネルギーが送り込まれる
心臓にオルフェノクエネルギーを浸透させたところから焼失していく
やがて、全体が焼失していく
そして、人間は他の臓器などを傷つけられることなく死亡
劇中で見られたのはこの3パターンだったかと思います。
青い炎
では続いて、この青い炎は一体何℃なのかを調べてみました。
使徒再生時やオルフェノクが死ぬときに見られる、この鮮やかな青い炎…
学校で習った方も多いと思いますが、赤い炎より青い炎の方が温度が高いという事をまず前提に置いておきます。
炎色反応やら不完全燃焼などありますが、それは置いて置いておきます(´・_・`)
色温度で見ますと、赤い炎では1800K(ケルビン)あり、青い炎は12000~20000K(ケルビン)程度あるそうです。
補足すると、ケルビンとは色温度の単位の事らしいです。
参考程度に蛍光灯は5200K程度あるとのこと…
そして、ケルビンを皆さんが良く目にする℃(摂氏)で換算すると…
赤い炎…約1500℃
青い炎…約11000~20000℃
かなりの高温(゚д゚)
しかし、これはあくまでも色温度での場合です。
ガスバーナーやガスコンロで見られる青い炎はもっと低いです。
低いと言っても、このような綺麗な青色の場合だと300~500℃程度あるみたいです。
よくそんな高温でもほかの臓器を傷つけないなんて…
オルフェノクすげぇ!
使徒再生の成功率
それでは、ドラマ版でどれだけの確率で使徒再生が成功したのでしょうか?
ドラマ版で使徒再生によって覚醒したオルフェノクごとに見て行きます。
確実に使徒再生で覚醒した描写のあるオルフェノクは3体います。
- スネークオルフェノク(5話で覚醒)
- アルマジロオルフェノク(16話で覚醒)
- ラビットオルフェノク(24話で覚醒)
まずそれぞれが覚醒するまでの話数ごとに区切って見て行きます。
1~5話までに使徒再生された人数は24人。
24人中1人となり、約4.2%
6~16話までに使徒再生された人数は17人。
17人中1人となり、約5.9%
17話~24話までに使徒再生されたのは10人。
10人中1人となり、10%
ただし、ラビットオルフェノクは大量に使徒再生された中の一人が覚醒したようですが、その人数が分からないので、ラビットオルフェノクだけをカウントしました。
恐らく、主要なオルフェノクを除けば、ファイズに倒されたオルフェノクたちの中にも強さ的にコピーが居ると推察されます。
また、24話以降は使徒再生で覚醒したオルフェノクがいないため、割愛させていただきます。
決して、めんどくさかったわけではないよ(つД`)ノ
こうしてみると、確率は上がっているようにみえますね…
1~24話までを総合すると51人中3人となり、6%の確率で成功するようですね。
学校に例えれば、1学年300人と仮定すると1学年に18人、学校全体では54人、クラスで1~2人の人がオルフェノクに覚醒できるという事ですね。
そう考えるとすごく少なく感じられる…
パラダイスロストでの使徒再生は本当に確率が高かったように伺えます。
ちなみに、ドラマ版のオルフェノクたちが永遠の命を手に入れ、パラダイスロストのように増殖した場合を仮定し、いくつかのパターンで見てみます。
なお、使徒再生の成功率は6%と仮定します。
放映当時の2003年の日本の人口は以下の通りです。
2003年1月
日本総人口 1億2740万人
日本人人口 1億2602万5000人
これに当てはめると、
総人口では764万4000人
日本人のみでは756万1500人
がオルフェノクに覚醒します。
続いて、放映終了時の2004年の日本の人口は以下の通りです。
2004年1月
日本総人口 1億2760万3000人…765万6180人
日本人人口 1億2617万3000人…757万0380人
最後に現在で当てはめてみます。
2017年3月
日本総人口 1億2676万人…760万5600人
約760万人の人がオルフェノクに覚醒するようですね。
これは、全国4位の愛知県の人口を10万人程上回る数字です。
しかし、パラダイスロストではもう少し成功率が高かったのではないでしょうか?
オルフェノク中心に世界が回っていたということで、6%しか覚醒しなかったら恐らく、社会も回らないと思います。
倍の12%では
2003年 1億2740万人…1528万8000人
2017年 1億2676万人…1521万1200人
ようやく東京都を200万人程上回りました。
しかし、オルフェノクに覚醒する条件は、急激な進化に耐えられるかどうかにあります。
遺伝子が関係してくるのでしょうか?
千恵の例を見てみると兄妹だからと言って、オルフェノクに覚醒できるとは限らないようです。
ですので、遺伝子や血縁関係なく本人次第と言ったところ…
では12%程度では生活が困難になるものが必ずいるはず…
さらに倍の24%
2003年 1億2740万人…3057万6000人
2017年 1億2676万人…3042万2400人
これだと10人に2.4人がオルフェノクに覚醒する確率です。
4人家族だと1人覚醒できるかどうかの確率となります。
適正人口は8000万人と言われています。
8000万人に近づけると、どのくらいの確率になるのでしょうか。
2003年 1億2740万人…8026万2000人(63%)
2017年 1億2676万人…8112万6400人(64%)
なんと63~4%まで跳ね上がります。
10人に6.3~4人程がオルフェノクになれる計算ですね。
確率でいえば、4人家族では2人~3人がオルフェノクに覚醒できる感じです。
オルフェノクに覚醒すれば、遺伝子的にも身体的にも優秀なわけですから、オルフェノクは増え続ける人口を抑制(選別)するために生まれてきた存在かもしれません。
ドラマ版では、オルフェノクの王が必要な上に寿命も短く、その点では人間と比べて劣っていることもあり、そこまでの成功率ではなかったと思われます。
逆に劇場版では、オルフェノクの王は必要がないので、寿命の心配もなく、使徒再生の成功率が高いと推察されます。
ですので、
ドラマ版…6~10%程度
劇場版……63~4%程度
だと推察されます。
それじゃあ、管理人さんで試してみましょう
えぇΣ(´Д`*)
いいじゃない。死んだら私が引き継ぐよヽ(´∀`)ノ
いやいや。ポニテお姉さん忘れたんですか?
この前、お姉さんに使徒再生されて、もうオルフェノクになってますよ(♯`∧´)
そうだっけ、しょうがないなー
まったく…
それならもっとオルフェノクらしく生きなさいよo(`ω´ )o
しかし、触手を入れられるのは痛そー…
ポニテお姉さんのは太くて硬くて…(*ノェノ)
それに優しさとテクニックでよかったですよ(*ノエノ)
うわーキモイ…
毎度毎度の茶番ですm(_ _)m
しかし、あの触手どうなんだ…
- 関連記事
-
スポンサーサイト