カブスのダルビッシュ有投手(33)は、22日のカージナルス戦で8イニング1/3を7安打3失点、12奪三振。8敗目(6勝)を喫したが、米メディアは軒並み称賛した。
「ダルビッシュの珠玉の投球が9回、手のひらから滑り落ちた。救援陣にガタが来ているチームのためにできることは全てやり、長いイニングをこなした」とは大リーグ公式サイト。守護神キンブレルは前日も含め、復帰から2試合連続で救援に失敗していた。
逆転された9回は、中堅アルモラがグラブに当てながら捕球できなかった三塁打が発端だったこともあり、地元紙シカゴ・デイリーヘラルド(電子版)は「先発陣が長いイニングをこなせていない中、ダルビッシュは素晴らしかった。アルモラの守備もあり、完投できなかった。ブルペン陣も、キンブレル崩壊の前からボロボロだった」と分析した。
また、米スポーツサイトのジ・アスレチックは「ダルビッシュが常にエースのように投球したのに対し、カブスはチームとして崩壊した。これは、終わりが近づきつつある今シーズンの、説明がつかない要素の一つだ」とした。