秋季高校野球岐阜県大会は22日、岐阜県大野町の大野レインボースタジアムで準決勝を行い、県岐阜商と大垣商がそれぞれ23日の決勝進出と東海大会(10月26、27、11月2、3日、岐阜・長良川ほか)出場を決めた。
大垣西と対戦した県岐阜商は9回、途中出場した宇佐美の中犠飛で4点差を追いつくと、延長11回に宇佐美の左前適時打などで2点を勝ち越して8―6で逃げ切った。就任以来初の秋季東海大会出場を決めた鍛治舎巧監督(68)は「昨年の秋と比べるとチーム力が上がってきて、攻守に幅が出るようになった」と手応えを感じていた。
一方、大垣日大と対戦した大垣商は1回に水野塁の2点適時打などで3点を先制。その後も着実に加点すると、先発した水野塁と岩田のリレーで大垣日大の反撃を4点にしのぎ、6―4で競り勝った。投打にフル回転して8年ぶりの秋季東海大会出場の原動力となった水野塁は「今日は自分自身に『よくやった』と言ってあげたいです」と笑顔を見せていた。