県岐阜商と大垣商が決勝に進出し、秋季東海大会(10月26、27、11月2、3日、岐阜・長良川、大垣北公園)出場を決めた。
県岐阜商は一時4点をリードされたが、全く動じなかった。鍛治舎巧監督(68)のタクトに導かれて9回に同点においつくと、延長11回に途中出場の宇佐美佑典内野手(1年)の左前適時打などで2点を勝ち越し。4年ぶりの秋季東海大会出場を引き寄せた。
鍛治舎監督は昨年3月の就任以来、センバツ出場の重要参考資料となる秋の出場は初めて。「チーム力が一歩一歩上がってきたということでしょう」と手応えを語った。新チームは地区大会を含めて公式戦負けなし。限られた練習時間を効率的に使って鍛える“鍛治舎カラー”が浸透し「戦い方の引き出しが昨秋より増えて、どんな展開でも勝てるようになってきた」と自信をみせられるようになった。
それでも手は緩めない。「今日は序盤で相手投手を楽に投げさせた。そういう課題は直さないと」。来春のセンバツを狙い、総合力を高めていく。(川越亮太)