京田陽太内野手(25)が22日、与田監督から直接指導を受けた。マツダスタジアムの屋内練習場で居残りの打ち込みをしていたときだった。背番号1に指揮官が歩み寄る。5分ほど話し込み、京田は何度もうなずいた。
「股関節をしっかり使いなさい、と言われました。投手も疲れてくるとうまく使えなくなる。疲れがたまってきた今だから、意識していこう、と」。元投手の指揮官の言葉を理解し、練習終了時間ぎりぎりまで打ち込んだ。
9月に入り、存在感が増す打棒。打率こそ2割6分2厘ながら、11日の広島戦(マツダ)では延長10回に決勝ソロを放った。21日のヤクルト戦(神宮)では大勝を呼び込む4安打と、大事な時期に快音が飛び出している。「ここからが大事。そこでいかに打てるかですから」。まだまだ続く負けられない戦いへ、気合を入れ直していた。