ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチは21日、東京・後楽園ホールで行われ、王者でWBC11位の久我勇作(28)=ワタナベ=が挑戦者・藤原陽介(32)=ドリーム=を1回1分35秒TKOで下し、初防衛。開始約1分の左ジャブでダウンを奪うと、再開直後の右ストレートで挑戦者をあおむけに寝かせる豪快なKO劇だった。
「すごくうれしいし(世界への)アピールもできたけど、短い間にジャブをもらったり反省する部分もありました」
所属ジムを率いる渡辺会長は「今後は海外路線も視野に入れたい」と広い視野で世界戦につなげるチャンスを探る。 (藤本敏和)