イエズス会発祥の国、フランス。

David Ickeはこう述べています。

「イエズス会は世界の植民地化の最前線だった。

ズールー族のシャーマン、クレド・ムトワは、アフリカの古来の知恵と生活様式の破壊のためにイエズス会が果たした役割について何度も語った。

彼らはヨーロッパ人が大量流入する数年前にやって来て、

部族の文化が解体され…(略)」

 

今フランスは、そのアフリカ諸国を一見独立したかの様に見せかけていますが

世界世論から非難されない形態をとりつつ、より狡猾に

経済奴隷として搾取し続けています。

アフリカは今も、フランスに苦められ続けているのです。

 

 

【濡れ手に粟の今尚続く植民地”搾取”の実態_フランス】 丸谷元人さん
(文字おこし開始)

 

フランスはよくよく考えてみれば、日本の半分程度の人口しかなく、

農業以外にさほど目立った産業がない(殺戮兵器の開発には余念がないが)。

それでいて、自由や平等の権利を主張し、

たいして働かず週休を3日にしようなどと言っている国が、

いったいなぜ、世界の先進国の一員として、あれほどの影響力を保てるのか?

 

勤勉な国民性を持ち、毎日必死に働いて、

なんとか世界の先進国へとのし上がった日本との違いは何なのか?

その答えは・・「フランスとアフリカの特別な関係」と揶揄される、

今もなお続くアフリカ14カ国への徹底的な植民地”搾取”にありました…

丸谷元人さんの報告、フランスの知られざる「秘密戦争」の実態です。

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日本人からすれば『働かないフランス人』が、どうして

国際的にあの様に諸外国に対して力を発揮出来るのか?

何故日本人は、これほどアクセク働き、多額の税金を払っても尚

景気が良くならないのだろうか?

 

実はフランスには大きな税収があるのです。

それが、実はアフリカ14カ国から『植民地税』を未だ盗り続けているのです。

 

本論に入る前に、少し金融の話をしたいと思います。

アフリカフラン(CFA)主要国とフランスの間では協定があります。

フランスは1960年ごろから

「この協定をのめば独立をさせてやる」として独立を認めましたが

そのルールに

「14カ国のアフリカCFA諸国の外貨準備金の85%は自動的に共同準備金として

フランス銀行に預けなければならないというのがあります。

 

つまりこの14カ国の国民は、自分が折角働いて産みだしたお金の85%

自動的にフランスに取られてしまうという事になるのです。

 

ある国が疲弊してきたのでフランス銀行に預けている自分のお金をインフラに投入したい

となったとします。

しかしながら、何と

自分が預けているお金を、自分が使う事が出来るのは

僅か15%しかないのです。

それ以上使うとなれば、フランス銀行からの『借入』となってしまうのです。

つまり利子を払い、返す義務があります。

更にその『借入』の上限額は借り主の収入の20%迄という制限がついているのです。

それ以上は、フランス政府が拒否権を発動することが出来るようになっています。

 

自分の給料の85%を『他国の銀行』に盗られ、僅か15%しか使えない。

それ以上は『利子付の貸付』となってしまうのです。

もっと必要な時は、自分の収入の20%迄、利子付で借りなければならない。

それ以上は、自分のお金なのにフランス様が「ふざけるな!駄目だ!」

となるわけです。

フランスは未だにアフリカ14カ国に対し、こういう事をしているのです。

 

14カ国が彼らのビジネスで得た外貨を、

フランス銀行は海外の金融市場で運用します。

そこで得た運用益は、再びこのアフリカ14カ国に対する借款(利子付ローン)という形で使用されます。

つまり

アフリカ14カ国の方達が汗水流して働いた自分達のお金85%を

フランス銀行に強制的に略奪される。

フランスは、その大金を使って様々なところで投資をする。

そして銀行が儲けますが

その利子は、アフリカ14カ国に『借款(利子付ローン)』

として返ってくるのです。

 

つまりアフリカの人達は、一生懸命に働いて、儲ければ儲ける程

フランスを肥えさせ、そうして

自らを借金漬けにさせられるのです。

経済奴隷ですね。

 

更にフランスが狡猾なのは、この仕組みは

巧妙な資源収奪の道具として機能しているという事です。

 

これらのアフリカ14カ国は豊富な資源を有しています。

その上で統一されたフランスの強い支配下にある通貨アフリカフラン(CFA)

を使用させる事で

フランスは、アフリカの価値ある資源を、

実に安価に、且つ安定的に自国に供給しているのです。

ほぼ分捕り放題となっているのです。

 

そしてフランスはこの14ヶ国に対し

今尚植民地税を盗っているのです。

その額なんと、毎年5千億ドル(56兆円)です。

 

これほどのお金を盗るのですから

当然アフリカフラン(CFA)を利用させられている国々の発展は

他のアフリカ諸国と比べてもかなり遅れています。

 

こういう不条理な仕組みの上に立っているから、フランスはアフリカ諸国を蹂躙しつつ

フランス人は大した生産能力がなくても国際社会に於いて発言力もあり、

核兵器も保有し、空母も保有する事が出来るのです。

 

この右下の絵のように、やせ細ったアフリカフラン(CFA)使用国が、

肥満のフランス人を食べさせている、という現実があります。

これがフランスの国力の根源となっています。

(文字おこし おわり)

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「助け合い主義」https://tasuke-i.jp/