コント王を争う「キングオブコント2019」決勝戦が21日、東京都内で開催され、お笑いコンビ「どぶろっく」が2413組の頂点に立った。優勝賞金1000万円と第12代キングの称号を獲得した。
TBS系で同日夜、生放送された決勝戦の終了後、会見したどぶろっくの森慎太郎(40)は「大きな大会でいい思いをしたことないから負ける前提だった」と開口一番。江口直人(41)も「さっき終わったばかりで実感がない。これまではビール飲みながら見てて楽しかったけど」と感想を話した。
「大きないちもつ」というフレーズを森のギターでオペラ風に歌うお得意の下ネタが審査員らに大ウケし、高得点でVにつなげた。番組MCを務めた女優の葵わかな(21)はそのフレーズを連発するどぶろっくに「歌がお上手ですね」と赤面していた。
「僕らは違う世界、裏道を歩いてきた」と言えば、江口は「ここにいる時点でウルっときた。一番年上の決勝進出だったし、若い者には負けられないと思った」と森。優勝を決めた瞬間、「江口は泣いていた」と明かした。一方、江口は「名誉のために言うけど、いちもつは小さくないですよ」と会見場を笑いに包んだ。
どぶろっくは04年結成し、コンビ暦も16年目だが、キングオブコント決勝進出は初めてだった。有名な「コント55号」と同じ事務所で、江口は「コント日本一になれて感慨深い」と話した。