http://2nnlove.blog114.fc2.com/blog-entry-5654.html救世主の居ない『北斗の拳』世界。>しかしアメリカに、健全な状態を取り戻す機会は今日までなかったのでしょうか。
「自国は(黄色人種ではないし非キリスト教国では無いから)大丈夫」と思っている時点で、どれだけ機会があったとしても無駄です。
キリスト教が潜在的に持つ排他的性向は、人間から自省と自制と自察の能力を奪う方向に作用します(朱子学も同様です)。
アメリカの二極分化は、もう行き着く底まで行ってしまっています。
富裕層は自らの区域を金を使って閉鎖して引き篭もり、その外に対する責任や課税は全力で避けています。
その区域の外はスラム化しており、極貧層が富裕層に対する怒りを滲ませながら取り巻いています。
(何故か、富裕層と極貧層の居住地域は一致するのだそうです。理由をお知りの方はお教え下さい)
この状況で反乱が起きないのは、単に兵器の威力で不満を圧殺しているからに過ぎません。
『北斗の拳』の世紀末世界描写そのものです。
富裕層は隙を見せないようにしていますが、この緊張感が長続きするわけがありません。
いつか何らかのきっかけで、戦端が開かれるでしょう。
その時排除されるのは、極貧層なのか、富裕層なのか?
どちらがどちらを排除しても、排除した側はされた側よりほんの僅かな間長生きするだけに過ぎません。
[ 2011/10/10 11:16 ] 「ど」の字
196 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 05:54:10.68 ID:kW1Qi5NA(5)
某ブログの米欄で面白い議論が進んでいたので、ちょっと書いてみるニダ。w
「ど」の字氏の疑問への回答として、メタボの二極化とその居住の特徴についてウリの知る範囲で答えるニダ。
まず、裕福層と貧困層の居住地域が一致するのは当然のことで貧困層は裕福層を憎みながら、駄菓子菓子、同時に「貧困層は裕福層に寄生しなければ生きていけないから」ニダ。
氏が既に述べているように日本を裕福層に、略奪国を貧困層に置き換えると判るように、貧困層は裕福層の支払う僅かな賃金に依存して生きる構図が成り立っているニダ。逆にそれから逃れることができたら貧困層ではなく裕福層(少なくとも中流階級)に成り上がれるニダ。
197 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 05:58:35.47 ID:kW1Qi5NA(5)
裕福層が買い物をするスーパーやデパートの店員は僅かな賃金で働く貧困層によって支えられ、逆にその手っ取り早い収入を求めて貧困層は裕福層の住む近隣に屯するという構図。
裕福層の家で働く家政婦も最低賃金ぎりぎりの賃金で働き、それにその家政婦の家族が依存するという経済的な貧しさが裕福層のすぐ隣に貧困層がいるという街の構造を生んでいるニダ。
198 :「ど」の字 :sage :2011/10/13(木) 06:00:22.81 (p)ID:EjDNBo3g(4)
>>196-197
説明ありがとうございます。
199 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:01:16.61 ID:kW1Qi5NA(5)
余談ニダが奇妙なことに裕福層は北に、そして貧困層は南側に住むという居住構造が出来ていて、同じ街でも北側に裕福なもの、南側には貧しい者が住み、そして同じような住み分けの構造がマンデルブロー集合のように全体的に見られるという特徴があるニダ。
(最終的には北の州が豊かな傾向があり、南が貧しい傾向がある、という形にもなっているニダが)
貧困層は裕福層に怒りと憎しみを抱きつつも、その裕福層の齎す蜜なしに生きられないという苦い構造があり、同時に裕福層は「貧困層の中にも裕福組と貧困組」を創りだして、その不満が自分達に向かないように調整を図っているのが透けて見えるニダ。
203 :「ど」の字 :sage :2011/10/13(木) 06:06:54.11 (p)ID:EjDNBo3g(4)
>>199
貧困層に対する分断統治を仕掛けているという事ですね。
しかしその方向性だと、民力の有効活用や育成を通じての全体の経済成長は全く考えていませんね。
超富裕層のみが所得を伸ばす形での経済成長など、需要創出に何の助けにもならないでしょうに……。
アメリカの伸び悩みの原因、一つ分かったような気がしました。
204 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:08:08.01 (p)ID:jFdZYChn(9)
「ど」の字さんまで・・・・
いろいろ質問に答えてくださって感謝です。
205 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:09:32.08 ID:kW1Qi5NA(5)
そして地熱の利用の問題に関して言えば、既に温泉の利権があるのと同時に国立公園などの形で囲い込みをしているのでエネルギーシステムとしての利用を暴走させないように細心の注意を払ってコントロールされているニダ。
(駄菓子菓子、詳しい理由は言えないニダが・・・。)
そして欧米流の頭脳明晰さの代償として、彼等は「例外処理能力」を失ってしまったニダ。
この場合の例外処理とは『現場でエラーが起こった時にそれをリカバーする能力』ではなく、例えばゲームで言うなら
「このシナリオで、このレベルで絶対に勝てない敵が現れた。にも拘らず主人公はその困難をクリアして次のシナリオに進まなくてはならない」という、
通常のルールで処理できない場合のエレガントな対応と理解して欲しいニダ。
それが無いという前提で経営メカニズムを理論的に、工学的に構築しようとするから理路整然と明白に答えられるニダが、実務レベルで常に発生する例外に極端に弱いという傾向があるニダ。
207 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:11:33.47 ID:kW1Qi5NA(5)
と言う事で、チラシの裏とは違うニダが面白い話だったので書き込んで見たニダ。w
208 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:12:26.81 (p)ID:jFdZYChn(9)
マンハッタンなんてわかりやすい縮図だなー。
209 :Trader@Live! :sage :2011/10/13(木) 06:13:08.86 (p)ID:eGYFSRl2(2)
おはみとー
……って、朝っぱらからメンバー濃ゆいw
211 :「ど」の字 :2011/10/13(木) 06:18:22.16 (p)ID:EjDNBo3g(4)
>>204
最近(というかこの半年ずっと)規制に引っかかって書き込みできなかったので。
今日はたまたま出来ました。
スレ話題に戻ると、ウォンにしろドルにしろ、トレンドに反発する形で為替を一時操作するのは難しくないようなのです。
(ウォンはサイズが小さいので一層容易い)
期限毎に利益を出すことを求められるトレーダーがしばしば上手く儲けられないのは、この辺に理由があります。
しかし、そういう為替の操作はバネを縮めているようなもので、一層の反発を招くだけです。
ニクソンショック以降一貫して円高なのは、結局日本の製造業の実力が世界に冠絶したものになってしまったからです。
これを為替操作や介入で何とかしようとすること自体に無理があります。まさしく焼け石に水というやつです。
(他国が通貨を過剰供給したことで、その傾向は一段と過激になっていますが)
215 :「ど」の字 :sage :2011/10/13(木) 06:24:49.61 (p)ID:EjDNBo3g(4)
げげ上げてしまった。申し訳ありません。
>>205
効率的な知略を追求する余り、思考の広さを失ってしまっているのですね。
でも、その形での「明晰な頭脳」は、日本にも多く居ますね。
TPP惨禍を盲目的に推進する官僚や財界人など、典型です。
まあアメリカでMBA資格など得ていたりする人も多いようなので、当然とは言えますが。
あの現場を見ようともしない「計数至上主義」の教育を組み立てたのは、誰なんでしょうね。
MBAのシステムを組み上げた奴の顔、一遍見てやりたいです。
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