『やすらぎの刻~道 #120 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
- 先生
- 手術
- ロク
- 失礼
- 多分
- 大丈夫
- エリ
- マヤ
- 自分
- 心配
- 店員
- 本気
- 本当
- ドア
- ハハハ
- 遠慮
- 何度
- 菊村先生
- 九重
- 週間
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > 戯曲・シナリオ
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,944円
『やすらぎの刻~道 #120 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #120 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
やすらぎの郷に住む脚本家・菊村栄(石坂浩二)が“末期”の前立腺がんにかかっているという噂が流れ、心配したマヤ(加賀まりこ)やめぐみ(松原智恵子)が訪ねてくる。郷の理事長兼医師の名倉(名高達男)から簡単な手術をすればすぐ治ると聞いていた栄だが、不安にかられコンシェルジュのエリ(板谷由夏)に探りを入れる。そんな中、栄は噂を広めている張本人・冴子(浅丘ルリ子)やマヤを驚かそうと、あるいたずらを思いつく。
◇出演者
石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこ、ミッキー・カーチス、橋爪功、上條恒彦、笹野高史、大空眞弓、いしだあゆみ、水野久美、丘みつ子、ジェリー藤尾、板谷由夏、草刈民代、名高達男、松原智恵子、藤竜也
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
池添博
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
私 講談 好きだから
言うわけじゃないけど 本当に…。
(水谷マヤ)おかえり。
手術 うまくいった?
あっ…
手術 無事に済んだのよね?
た… た… たぶ…。
多分。
た… た… 多分?
多分…? 多分…?
〈なんとも言えない
エクスタシーが
心の底から突き上げた〉
♬~
♬~
(ため息)
(マロ)先生
ゆうべ退院してきたって?
(ロク)元気そうだった?
どうしたの?
別人みたい…。
別人って?
1週間で
ガクッと老けちゃって…。
老けた?
顔色は悪いし…。
悪いって?
土気色。
(ロク)土気色?
(白鳥洋介)おはよ。
どうしたの?
いや 菊村先生だよ。
おお… 帰ってきたの?
帰ってきたんだけど
あれ やっぱり
どっかの病院にいたのね。
手術したんだよな?
それが…。
(白鳥)どうしたの?
駄目だったのよ きっと。
駄目って何が?
手術するのが手遅れだったのよ。
ええっ!?
そんなに悪いの?
うん… うん…。 顔見りゃわかる。
私 何度も人が死ぬのに
立ち会ったけど
あれは もう
明らかに死ぬ前の顔よ。
♬~
ねっ。
爾時世尊…。
甚深無量 其智慧門…。
何を馬鹿な事
2人ともおっしゃってんの…。
たかが手術を失敗したくらいで
1週間で そんなに老けますか?
でも…。
冴子さんたち
寝ぼけてるんじゃないの?
マヤさんだって慌てん坊だし…
あの人たち 2人とも。
(怜子)先生 いらっしゃいます?
先生…。
ゆうべ お帰りになってました?
ああ…。
(怜子)せ… せ… 先生…。
あ… あの… おか…
うわあ! お体ーっ!
うるせえ奴らだな。
(香川さくら)えっ?
(辛坊 修)えっ?
(2人)ええっ!?
(三枝奈々)あっ エリさん!
えっ!?
♬~
(ノック)
失礼します! 先生…!
先生…?
先生 大丈夫ですか?
先生?
手術の痕 痛みます?
少し
ベッドでお休みになったほうが
いいんじゃないですか?
あなた…! あなた!
菊村先生が…。
どうしたの?
♬~
先生?
(エリ)せ… あら…?
(エリ)あら…?
♬~「緑の丘の 赤い屋根」
♬~「とんがり帽子の 時計台」
♬~「鐘が鳴ります キン…」
ハッハッハッハッハ…!
ハッハッハ… いや あの…。
ちょっと みんなをね
脅かしてやりました。
ハハハハハ…!
(名倉)一体 どういう目的で
そんな変ないたずらを
思いつかれたんです?
みんな 本気で心配してますよ?
すいません…。
どうして
そんな事を思いついたんです?
みんなをびっくりさせて
何が楽しいんです?
先生ともあろう方が…
いたずらするにも度が過ぎます。
すみません…。
みんなを驚かして…。
楽しかったですか?
はい…。
まるで子供ですね。
はい…。
手術の経過は
大丈夫なんですね?
全く心配ありません…。
(ため息)
みんなの同情が
買いたかったんですか?
そういう事じゃありません…。
(みどり)それじゃあ…
あんな事なすった
理由はなんですか?
さあ…。
「さあ…」じゃないでしょう。
単なる… その…
罪のない いたずらのつもりで…。
いたずらにしては度が過ぎてます。
はい…。
ここには
人のいい方ばかりがいるんです。
〈そうでもないと思ったが
あえて この際 反論は避けた〉
まあ とにかく
みんなに謝ってください。
みんな 本気で心配してます。
はい…。
うん。
(みどり)失礼します。
(名倉)失礼します。
(ドアを開ける音)
(ため息)
先生。
…はい。
馬鹿ですね!
(ドアを閉める音)
…はい。
(マヤ)いや… ハハハハ…!
(ロク)そうなの? ハハハ…。
やあやあ… ハハッ…。
(ロク)ちょっと…
ちょっと ごめん。
♬~
何色ですか?
瑠璃色。
本当? ハハハ…。
ホホホホ…。
〈それから しばらく
全員に無視された〉
〈みんなは
結構 本気で怒っていた〉
〈ユーモアを受け入れる
心の広さが
老人には
だんだん欠けてくる事を
今度の一件から 私は学んだ〉
(さくら)先生!
ああ…。
先日は すいませんでした。
いえ そんな事は
もう どうでもいいんです。
それより… 九重さんの事
聞いてらっしゃいますか?
ああ… めぐみさんが
どうかしました?
最近 秀さんと
付き合ってらっしゃる事
聞いてます?
あっ 秀さんと…。
うん。 それはいいんですが…。
この前
秀さんに耳打ちされたんです。
えっ 何を?
それが…
どうも めぐみさん
少し変なんじゃないかって。
変って?
ちょっと おつむが…。
♬~
(九重めぐみ)三千院は
やっぱりいいわね。
私 寂光院より
こっちのほうが好き。
残念でした。
ここは 京都ではありません。
あら じゃあ ここはどこ?
なんていったかな あれは。
単なる山寺… です。
そう。
ここ すごい美術館があるのよ。
東山魁夷の絵が
いっぱいあるの。
あら おそば屋さんだわ!
おなか空いちゃった。
いやいや…。
入りましょう!
さっき食べたばかりですけど。
えっ まだ お昼食べていませんよ。
ごちそうさま。
(店員)ありがとうございます。
♬~
おいしい。
お姉さん。
(店員)はい。
おそば 2枚頂けるかしら?
はい。
秀さんは?
いやいや
自分は もう いっぱいです。
じゃあ 2枚。
ううん 3枚!
かしこまりました。
大丈夫ですか?
そんなに いっぱい食べて。
大丈夫です!
ここのおそば
とっても おいしいのよ。
確か 『ミシュラン』にも
載っていたはず。
ああ…。
秀さん。
はい?
お願いがあるんだけど
聞いて頂けるかしら?
なんでしょうか?
人間って 知らず知らずのうちに
老いていくのよね。
でも 自分では
その老いていくっていうのが
気がつかないんですよね。
まして 私たちみたいに
ちょっと知られた人間には…
みんな遠慮して
なんにも言ってくれないのよね。
うん。
(めぐみ)だから… 秀さん。
うん。
私に もしも
変な行動があったり…。
例えば
同じ話を何度も繰り返すとか。
そんなような事を
するようになったら
正直に話してね。
はい。
遠慮しないで こっそり 私に。
はい。
お願いよ。
本当に約束だからね。
わかりました。
(店員)お待たせしました。
あら きたわ。
どうぞ。
あら? 秀さんのは?
いや もう自分は
十分 いただきましたから。
じゃあ 失礼して いただきます。
♬~
うん おいしい。
(菊村の声)おそば 7枚もですか?
その前に 鰻重を二人前
食べてます。
残さず
全部食べちゃうんですか?
全く残さず
ペロリときれいに食べました。
(ため息)
それで
おなか壊さないんですか?
全然 壊した様子がないんですよ。
あ… あの人 元々 あの…
そんなに
たくさん食べる人でしたか?
いやいや
元々は どっちかというと
食は細いほうでしたね。
でも なんだか 近頃
急に おなかが減るように
なったみたいなんですね。
ふ~ん。
これ 先生
やっぱり あれですかね?
何か老化と関係があると
お考えですか?
う~ん…。
(マヤ)さっきの草取りババアだけは
勘弁しない!
キャーッ!
(みどり)テレビというものに 一生を
捧げてきた方々なんですから。