11位に低迷して風間八宏監督(57)の解任に踏み切った名古屋グランパスが、新監督にイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ氏(51)を招へいすることが21日、濃厚となった。関係者によるとフィッカデンティ氏はすでに名古屋に到着。契約内容を擦り合わせているとみられる。
いまだ解任の発表はない。小西社長はこの日、ファン感謝イベントで(パロマ瑞穂)で報道対応。「順次この件に限らず、クラブで決まったことは広報から公式発表させていただきます」と話すにとどめた。
また、風間監督に解任が伝えられたタイミングも明らかになった。20日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開で行われた練習試合後という。その後、集められた選手に対して、小西社長、風間監督から説明があったという。小西社長は、攻守一体となった攻撃的スタイルの継続について「(解任という前提があっての)条件付きのような話ですけど、グランパスは、そういうこと(攻撃的)です」と方針が変わらないことを示した。ただ、フィッカデンティ氏は2014年からFC東京を2年間、16年から鳥栖を3年間にわたり指揮。守備重視のチームをつくった。新政権のスタイルはどうなるのか。28日の第27節アウェー広島戦は待ってくれない。