挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
230/230

229.蟹味噌と赤銅の熊

「もうちょっとで煮上がりそうだね」


 魔導師達が火魔法でほどよく調整した大鍋は、くつくつといい香りを漂わせ始めた。

 それをヴォルフ達と遠目で見ていると、バケツを持った騎士達がやってきた。


 周囲の者達が迷いなく遠征用コンロの浅鍋を出し、そこに蟹が置かれる。

 鎧蟹アーマークラブなので、蟹足にしては一つ一つがとても太く大きい。


 殻が半分しかついていないので、鍋か皿の上で焼くしかないのだろう――そう考えていると、続いてやってきた魔導師が銀の箱からバターを取り出した。

 色よいそれを大さじで山とすくい、蟹の上に載せる。


鎧蟹アーマークラブをバターで炒めるんですか?」

「いや、上に置くだけ。鎧蟹は殻でカバーされないから、焼くとぱさつくことが多いんだ。それに遠征では腹持ちのためにバターとかチーズを載せることがある」

「まあ、蟹なんて滅多に食べられないけどな。腹が減った時は、黒パンにバター増しで食べられればいい方で」

「ああ。調理用のオリーブオイルを黒パンにしみこませたりもしたね。空腹で眠れなくなるから」

「やったやった。干し肉にオリーブオイルをかけても今イチだったっけ」

「……大変だったんですね」


 遠征時、カロリーアップのための涙ぐましい努力があったようだ。味を想像するとなんとも辛い。


「やはり遠征には蜂蜜が必須だな」

「ランドルフ、お前は最近蜂蜜食いすぎ。そのうち熊になるぞ」

「問題ない。疲労回復だ」


 遠征の話がランドルフの甘党話になった頃合いで、魔導師が地面に並べた鍋に炎を飛ばし始めた。

 小さな火球ファイヤーボールによって焼かれる蟹は初めて見る。

 蟹とバターのよい匂い、そしてこんがりとつく焦げ目。なんともおいしそうだ。


「ロセッティ会長、ヨナス殿、ヌヴォラーリ殿、どうぞ」

「ありがとうございます……」


 魔導師は防水布の上に深鍋をひっくり返すと、その上に浅鍋を置いてくれた。深鍋がちょうどよく台になった形だ。

 慣れた手つきを見ると、普段からそうしているのだろう。

 周囲の者達もそれに続くと、皆であぶり蟹のバターがけを頬張った。


 バターのせいか思っていたよりも熱い。はふりと息をつきつつ味わうあぶり蟹は、ダリヤが毎年食べる蟹よりも甘かった。そこに塩の利いたバターが、いいソースとなってちょうどよく馴染む。

 焼き蟹の味と香ばしさ、そして金のソースの絶妙なハーモニーをしっかり味わい、ようやく飲み込んだ。


「やっぱ、鎧蟹はあぶりバターだよな!」

「これ、いつもの蟹より絶対うまい……」


 ドリノやマルチェラが蟹を賞賛する中、ヨナスがするりと視線を動かした。


「あの馬車は? 隊の所属ではないと思いますが」


 川原に到着した濃緑の箱馬車に、周囲の者達も目を向け始める。

 金の紋章の入った箱馬車は、おそらくはそれなりの上位貴族だろう。


「いらしてくださったか。私が新人の頃の『副隊長』殿だ。鎧蟹アーマークラブがお好きだったので、もし気が向けばとお呼びしたのだ。私がお相手するから、皆はそのまま続けてくれ」


 笑顔のグラートが、年長の騎士を連れて馬車に向かう。

 隊員達はその背を見送り、食事に戻った。


「蟹味噌焼きと蟹スープ、仕上がったぞー!」


大鍋から各自の小型魔導コンロの鍋に蟹汁を入れ、希望者には深皿に、煮た蟹味噌、焼いた蟹味噌を配る。


「こちらの東酒あずまざけもどうぞ。グイード・スカルファロット様からの差し入れだそうです」


 大きな樽の横、大きめの木の柄杓ひしゃくが何十本も置かれていた。どうやら、これで飲めということらしい。


 ヴォルフからは、グイードもしっかり東酒あずまざけに、はまったと聞いている。

 ヨナスが慣れた手つきですくい、渡してきたのに納得した。


「ダリヤさん、蟹スープは各自で味付けだから、ミーソ、じゃなかった……味噌、でいいんだっけ? これを試してみないか? 東ノ国(あずまのくに)の豆でできた調味料なんだって」

「味噌! ぜひ!」


 ドリノの提案に思いきりうなずく。

 自分の探し求めていたものがあるではないか! ということは醤油もあるに違いない!


「ドリノさん、この味噌はどこからのものですか? 仕入れ先ってわかります?」

「いつもと同じ食料係。長期兵糧のテスト品だとか言っていた。仕入れ先は、城に戻らないとわからない」

「じゃあ、後で教えてください」


 何が何でも後で仕入れ先を聞かねばならぬ――ダリヤがそう誓っていると、目の前のドリノがいきなり火力を最大にし、スプーンで味噌をどぼりと投入した。


「ドリノさん、火力を上げたら駄目です!」


 思わず声を大きくしてしまった。


「え? 味噌を溶かすには、火を強めないといけないだろ?」

「いえ、味噌を入れる前に火を止めた方がいいです。あと、一度にではなく溶きながら入れて……」


 いつの間にか味噌汁調理講座になりつつあるが、ドリノの他、調理をしていた魔導師達も真剣に聞いている。


「流石、甘ダレとミックススパイスのロセッティ会長、味噌もお詳しいとは」

「ロセッティ殿は、東ノ国(あずまのくに)の調味料について、どこで学ばれたのだろう?」

「ダリヤは本屋で、東ノ国(あずまのくに)の料理の本を買っていましたから。使い方を勉強したのだと思います」

「なるほど、研究熱心なのは魔導具だけではなかったのですね」


 ぼそぼそと背後で会話がかわされているが、ダリヤはそれどころではない。

 味噌を煮立たせると味と香りが飛ぶという説明を懸命にしていた。


「ランドルフ、味はどうだ?」

「うまいが、やはり蟹だけの味だな……」


 スプーンで味見をしたランドルフが、立ち上がって川を見る。

 秋は終わりに近いが、それでも日差しの当たる川面はきらきらとまぶしかった。


「この時期ならまだいるだろう。流れも問題ない。グリゼルダ副隊長、川に入るご許可を」

「ええ、いいですとも」

「ヴォルフ、『手取り』をするから手伝ってくれ」

「わかった。ドリノ、ランドルフが『手取り』をするからシメを頼む!」

「了解、すぐ行く!」


 大きく聞こえた『手取り』の語句に、ダリヤは前世の給与計算を思い出してしまった。


 ドリノが立ち上がり、三人は当たり前のように川に向かう。ランドルフは川の手前で赤い鎧を外し、続いて上のシャツまでも脱ぎ始めた。


「あの、何をなさるんでしょうか?」

「会長、大丈夫です、ランドルフ様が脱いだのは上だけですから。下は履いています」

「ランドルフ殿お得意の『手取り』です。とてもお上手ですよ」


 目をそらし、慌てて尋ねたダリヤに、マルチェラがフォローしてくる。そういう問題ではない。

 あと、騎士の説明はまったく答えになっていない。


 そうこうしているうちに、上半身裸のランドルフは川にざばざば入り、中央へ進んだ。

 流されないかと心配になったが、彼は顔と手を水中に突っ込み、動かなくなった。


 秋の川は冷たい、流れもそれなりに強めだ。

 本当に大丈夫なのかと思ったそのとき、大きな水しぶきが上がる。


 ランドルフの手から金の太い線が光り、川原へと長く伸びた。

 その先、待機していたヴォルフが、宙を舞う金の塊をつかみ取る。

 それをまな板の上に置かれたドリノが、即座に短剣で刺した。


 そして、他の騎士が受け取ったのは、なかなかの大きさの『宝魚たからうお』――ダリヤからみると金色の鮭っぽい魚だ。

 春から秋までは黒っぽく、秋から冬にかけて金色になる川魚である。


 春から秋までは『川黒魚かわぐろうお』、秋から冬は『宝魚たからうお』と呼び名が変わる。金色の間は脂がのって特においしいと言われている。


 『宝魚たからうおは川の上流にしかおらず、獲るのが難しい』――父と行った食堂で、確かそう聞いたことがあった。


 時折、川を移動し、一定の時間で宝魚たからうおを手で跳ね上げるランドルフ。

 引き続き跳んで来た宝魚たからうおを受け取るヴォルフ。

 まな板の上、宝魚たからうおを一撃でシメるドリノ。


 見事な連携ではあるが、川の中のランドルフに、どうしても思うことがあった。


「……熊……?」

「……そう、ですね」

「マルチェラ、ヨナス先生……」


 二人のつぶやきへの同意を必死に押さえ込み、なんとかその名を呼ぶ。


「ええ、合っています。ランドルフの通り名は『赤銅しゃくどうの熊』ですので」

「すみません! つい……」


 いつの間にか近くに来ていた副隊長のグリゼルダに、マルチェラが慌てて謝罪し、ヨナスが目礼する。同じことを思っていたダリヤも身を小さくした。

 失礼だと反省しつつも、『赤銅しゃくどうの熊』は今のランドルフに本当に合う気がする。


「隣国では川魚を捕る姿を『熊』と称されるのは、とてもよい褒め言葉だそうです。ランドルフ本人が言っていました」


 そういえば、ランドルフは隣国の留学経験が長いと言っていた。

 隣国は牧畜や養殖で有名である。もしかしたら、学校で魚を捕る授業などがあるのかもしれない。


「ランドルフは他にも、山や森で食べられる果実や蜂蜜をみつけるのがうまいので、『森の熊さん』とも呼ばれています。こちらは隊の内輪話ですので、どうぞご内密に――」


 人差し指を立て、悪戯っぽく笑ったグリゼルダに、ダリヤ達はこらえきれず吹き出してしまった。


 なお、赤銅しゃくどうの熊は七匹の宝魚たからうおを跳ね上げると、ようやく川から上がった。



 その後は蟹汁に味噌や蟹味噌を入れて飲む者、宝魚たからうおを入れて煮る者、続けて蟹刺しやあぶり蟹を楽しむ者と、酒を飲みながらの宴となった。


 ヴォルフが宝魚たからうおの切り身をもってきたので、一部を薄く切る。

 ヨナスがあぶり蟹も蟹鍋も一切手をつけていなかったので、宝魚たからうおの刺身でもと思ったのだ。

 ちなみに、生の宝魚たからうおは蟹刺しと同じく、隊での人気はあまりなかった。


 幸い、ヨナスは蟹刺しと同じく、こちらも気に入ったらしい。

 が、口角を上げて、つるりつるりと飲まれるとどうしても気になる。

 よく噛んだ方が身体にいいと言おうとして、トカゲや蛇は咀嚼しないと考え、龍はどうなのか、いや、ヨナスは魔付きの人間だと悩む。


 が、その葛藤はヨナスに筒抜けたらしい。

 彼は自分と目が合うと、涼しい顔でもぐもぐと噛み始めた。


 ちなみに、宝魚たからうおの切り身は、脂がのりきった鮭の味に、川魚独特の爽やかさが混じる味だ。心底、醤油とワサビが欲しくなった。


 川風が一段冷たくなったが、背中に携帯温風器があるので寒くはない。

 何より、青空の下、屋外で食べる料理は格別だ。

 鎧蟹アーマークラブの濃い味の出た味噌汁に、軽く煮た宝魚たからうお。二つの味はとてもよく合う。


 グラートも来客だという白髪の老人と、なごやかに話をしているようだ。

 いつも一緒にいる年配の騎士も、追加の東酒あずまざけを笑顔で運んでいた。


 周囲の隊員達は蟹料理に舌鼓を打ちつつ、いろいろな話で盛り上がっている。


「この国では、六、七年前までは蟹の中は食べなかった。それが、東ノ国(あずまのくに)から来た料理人が教えて、半分はハマり、半分は食えないとあきらめたと聞いている」


 壮年の騎士が、焼き蟹味噌と蟹の身を混ぜながら話し始めた。

 どうやら、蟹味噌を食べる文化は東ノ国(あずまのくに)から持ち込まれたらしい。


「食事は国ごとでかなり違いますからね」

「オルディネはどこの国の料理も取り入れるので、他国からは『悪食あくじき』と言われることがあるからな。俺はいろんなうまいものが食えてありがたいとしか思わんが」

「まったくです」


 いろいろな料理が食べられるのは幸せだが、他国で当たり前ではないらしい。

 ダリヤは味噌汁を飲みつつ、転生先がオルディネ王国であったことに、こっそり感謝した。


「カークも、蟹味噌はどうだ?」

「いえ、俺はいいです。何度か挑戦しましたけど、後味が苦いじゃないですか」

「そこがいいんだろ」

「蟹味噌はきっと、蟹の天敵専用の食べ物なんです」

「蟹の天敵って、俺達じゃない?」


 ヴォルフが言うと冗談に聞こえない。

 グラート、いいや、ここで蟹を食べている隊員、誰が言っても同じだろうが。


「まあ、蟹味噌は、つうな大人の食べ物だからな」

「それなら俺は、ずっと子供でいいですー」


 口を尖らせて言い返すカークに、壮年の騎士が苦笑する。


「まぁ、そのあたりは徐々に覚えてくもんだ。とっつきやすさならあれだろうな……」


 言いながら、傍らにあった小麦を水で溶いて練り、丸く薄くしたものを作ると、遠征用コンロの上、浅鍋で焼く。

 パリパリになってからひっくり返すと、そこに、蟹味噌と東酒、味噌を合わせたものを薄く塗り、軽い焦げ目がつくほどにカリリと焼いた。


「食料が小麦粉しかないときに作ってたが、合うから試してみろ、カーク」

「……ありがとうございます」

「ロセッティ会長、護衛の方も、もしお嫌でないのならお話の種に煎餅せんべえをどうですか?」

「ありがとうございます」


 カークは疑いを濃厚に込めたまなざしで、蟹味噌煎餅を見つめている。

 少し焦げた小麦焼きの上、深緑の混じった味噌、ほんのわずかに載った赤唐辛子。ちょっと見た目は独特だ。


 だが、ダリヤには蟹味噌も味噌も問題ない。

 遠慮なく焼き立てをぱりんといった。

 横ではマルチェラがパリパリと音を立てて囓っている。


 口の中に広がる焼き蟹味噌と味噌のしっかりした味わい。塩みは少々きついが、旨みは濃い。

 咀嚼し始めると、遅れて素朴な小麦の味がやってくる。赤唐辛子はなかなかいいアクセントだ。

 飲み込んだ後、味噌の風味がふわりと残った。


 続けて飲んだ中辛の東酒、その味がはっきりと舌の上で立ち上がる。

 組み合わせ的にとても合う。


「ロセッティ会長、本当においしそうに食べますね……」

「おいしいですよ、とても」


 カークはダリヤの言葉に、ようやく試す気になったらしい。

 手に持っていた蟹味噌煎餅を小さく囓ると、柄杓の東酒をちょっぴり口に含んだ。


「あれ? おいしい……」


 残りの煎餅を少し多めに囓ったカークが、東酒の残りをつうと喉に流した。


「ああ、これならいけます!」


 カークがいきなり声を大きくしたのに、ヴォルフが耐えきれずに吹き出す。


「これでカークもこちら側だね」

「おー、カークもついに『大人の階段』を上ったか」

「ドリノ先輩、そこは『酒飲みの階段』と言ってくださいよ!」

「どっちにしろ深みか転落への一歩だ、おめでとう」


 カークの肩を数度叩くと、ドリノは壮年の騎士に向き直る。


「先輩! 俺も一枚欲しいです!」

「私も、できれば頂きたく……」

「わかったわかった。皮は作ってやるから各自焼け。俺の酒が進まん!」


 壮年の騎士はそう言ったものの、この後、ひたすら小麦粉で皮を作ることになった。

 面倒になった彼が、皮の作り方講座に切り替えたのは当然だろう。


 煎餅にギョウザにジャム包み――何かと重宝な皮作りが隊員達のスキルとなっていくのは、間もなくのことである。

店舗購入特典とアンケート用SSのお知らせを活動報告(2019/09/20)にアップしました。

コミックス2冊&小説3巻 連動購入キャンペーンについてと、書籍・コミックの内容追加のお知らせもアップしております(活動報告2019/09/13)どうぞよろしくお願いします。

お読み頂いてありがとうございます。おかげさまで書籍となりました。
「魔導具師ダリヤはうつむかない」(MFブックス様 1.2巻発売中、3巻9月25日発売です)
コミカライズ:MAGCOMI様にてWEB連載・(ニコニコ漫画様でも掲載)
月刊コンプエース様にて連載ComicWalker様ニコニコ漫画様でも掲載)
更新はTwitterでもお知らせしております。
+ + +
お知らせ
「コミックス2冊&小説3巻2つの連動購入キャンペーン」が開催となります。
(サイン、QUOカード、ポスター、複製原画などのプレゼントがあります)
詳細はMFブックス様公式ページにてどうぞ!

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全236部分)
  • 9372 user
  • 最終掲載日:2019/07/05 07:00
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。 錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全221部分)
  • 12809 user
  • 最終掲載日:2018/12/29 20:00
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全111部分)
  • 9891 user
  • 最終掲載日:2019/09/02 12:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全91部分)
  • 15985 user
  • 最終掲載日:2019/09/07 21:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全360部分)
  • 9665 user
  • 最終掲載日:2019/09/21 18:00
異世界薬局

研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全113部分)
  • 9190 user
  • 最終掲載日:2019/09/16 14:33
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 勇者の加護を持つ少女と魔王が戦うファンタジー世界。その世界で、初期レベルだけが高い『導き手』の加護を持つレッドは、妹である勇者の初期パーティーとして戦ってきた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全154部分)
  • 9304 user
  • 最終掲載日:2019/09/21 18:29
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全195部分)
  • 9352 user
  • 最終掲載日:2019/09/20 22:57
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍六巻 2019/09/30 発売予定!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全576部分)
  • 10148 user
  • 最終掲載日:2019/09/21 10:49
スキル『台所召喚』はすごい!~異世界でごはん作ってポイントためます~

【2019/3/9】小説2巻とコミックス1巻同時発売 仕事に疲れた帰り道。 女子高生にぶつかって、気づいたら異世界召喚されてしまった……。 なにやらその女子高生//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全95部分)
  • 9869 user
  • 最終掲載日:2019/08/19 03:37
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 12855 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 11870 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全283部分)
  • 9567 user
  • 最終掲載日:2019/09/14 21:14
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 10814 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 13074 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
神達に拾われた男(改訂版)

●書籍1~7巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中です。 ●コミカライズ、スクウェア・エニックス様のマンガUP!、ガンガンONLINEにて連載中。コミック//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全200部分)
  • 10036 user
  • 最終掲載日:2019/09/18 16:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全186部分)
  • 9631 user
  • 最終掲載日:2019/06/11 12:00
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全120部分)
  • 10069 user
  • 最終掲載日:2019/08/02 00:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全413部分)
  • 12646 user
  • 最終掲載日:2019/09/20 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版17巻+EX巻、コミカライズ版8+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【【【書籍版およびアニメ版の感想は活動報告の方に//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全644部分)
  • 9429 user
  • 最終掲載日:2019/09/15 18:00
転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します   ~お飾り王妃はマイペースに最強です~

【書籍化します&MBSラジオで朗読劇化しました!! 応援ありがとうございます!!】 「おまえのような悪辣な令嬢には、この国から出て行ってもらおう」  王太子に婚//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全82部分)
  • 9885 user
  • 最終掲載日:2019/07/12 23:59
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 9969 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■2020年1月25日に書籍8巻発売決定!■ 《オーバーラップノベルス様より書籍7巻まで発売中です。本編コミックは4巻まで、外伝コミック「スイの大冒険」は2巻ま//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全487部分)
  • 14358 user
  • 最終掲載日:2019/09/16 22:51
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 11040 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全92部分)
  • 10330 user
  • 最終掲載日:2019/09/20 12:00
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

 私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役…//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全211部分)
  • 10903 user
  • 最終掲載日:2019/09/18 23:38
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全229部分)
  • 12493 user
  • 最終掲載日:2019/09/12 07:54
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全174部分)
  • 10219 user
  • 最終掲載日:2019/09/09 00:00