ワーワーサッカーもディティールの部分を詰めれば可能性はあります。メリハリ、90分間のゲームプランですよね。 メキシコになるには 段階的守備や三角形の動きの精度、マークを外す動き、 バランスの良いポジショニング、 攻守の切り替え時のポジションずれに対するきめ細かい約束事、 ハードプレスを仕掛けられてもボールを失わない足元の技術、 スタミナや体幹のフィジカルの強さが前提になります。 しかし、キックオフ開始からハードワークするワーワーサッカーは、ピッチを広く使ってハイボールを効果的に織り交ぜ、フィジカルで勝負してくるアメリカ、ドイツなどに構造的に弱い。 俺の意見とは違うものの、この件に関して面白いブログがあるので紹介します。 ドーピングの件は、良くわかりませんが、面白い考えだと思います。 http://www.kawachi.zaq.ne.jp/1974koji/etc/essay307.html (引用) サッカーの理想の形はシンプルだ。"8人で守って8人で攻める"。全員サッカーはスタミナ的に無理があるので、ひとつひとつ逆算の発想が始まる。"8人で守って6人で攻める"。攻撃時には、後ろで4人ずつ休ませておく。悪戯にスタミナを消耗させないための"省エネ化"に取り組まなくてはならない。4人はただ休んでいるのではなく、しっかりと守備もしなければならない。そんなチームが集結して戦ったのが4年前のドイツワールドカップであり、日本が進めなかった決勝トーナメントでエリクソンのイングランドは力尽きた。失点せずに大会を去った。イングランドを倒したフェリペのポルトガルも、全員サッカーでスタミナを消耗してしまい、ベスト4では走れなくなっていた。それでも失点はPKのみ。ワールドカップで1点を奪うのがどれほど難しくなっているか。あの戦いから4年が過ぎている今、エリクソンのコートジボワールは、イングランドの時よりも省エネ化を進めていると思われる。4年前のイングランドでは、前半はペースを押さえておいて、後半に勝負を仕掛けていた。現在のコートジボワールでは、極端に偏って守る時間帯が少なくなり、ピッチを広く使ったサッカーで日本を走らせた。日本、メキシコ、チリ、スペインのように、初めからトップギアで走ってくるチームに対しては有効な対処法だ。ドイツがヒディング韓国を黙らせたときも、ピッチを広く使ってハイボールを効果的に織り交ぜていた。地上戦を主体とする走り屋たちをいつでも料理できる、という雰囲気を醸している。 (引用終わり) |
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コメント(2)
ワーワーサッカー=「近接・・・」のことですよね?
良いか悪いかは別として、「世界を驚かす」戦術になりえたと思います。
その突き詰めが不完全で残念です
2010/6/29(火) 午後 2:56 [ mitsu ]
mitsu さん
ワーワーサッカー自体は、実はトルシエジャパン時代につけられたんですね。
監督が替わって、がらっと変わっても日本代表に見られるゴール前の落ち着きのなさ、せわしなさ、ボールにたかる様子を2ちゃんねるで言い出されたものです。
危なっかしくフラフラといつのまにか曖昧に勝ち進んでしまう
強いんだか弱いんだかわかんない日本代表。
フィジカルで勝負するワケでもなく、高さでもなく、
特別速いワケでも技術があるワケでもなく、
漠然と、ただ漠然と必死にボールを追いまわし
何となく確変して、何となく勝ってしまう。
またの名をミョージンシステム といっていました。
近接接近展開は、まあ、キャッチフレーズでそれ自体は当たり前な話ですが、90分間やり抜く、ボールに密集して奪い取ろうとする、かなり高い位置で90分間プレスをかけようとするため、
究極のワーワーサッカーとも言える、体力勝負の戦術になってしまって、崩壊していったと思っています。
FWがほとんどDF、2列目のひらめきに任してもワーワーで疲れ果て、押し上げに迫力が無くなってしまいます。
2010/6/29(火) 午後 3:46 [ さく ]