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2019-09-21

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・昨日は、東京スタジアムに行って
 ラグビーワールドカップの開会式を観て、
 日本対ロシアの試合を堪能してきました。
 世界を意識したイベントというのは、やっぱりすごい。
 そして、その緊張感あふれる試合を制した日本代表、
 ほんとによくやったと思います。
 すいません、ニワカファンだけに、ふつうの感想です。
 もうちょっと小生意気なことも、
 観客席では言ってたんですけれどね。お恥ずかしい。
 そして、かなりの時間の重なりで、プロ野球。
 横浜スタジアムで最後の大一番があったわけです。
 こちらについては、ニワカじゃないので、
 こころの芯からハラハラ、ドキドキ、ヒヤヒヤしながら、
 アプリの試合速報を確かめていたのでした。
 どっちも、おもしろかったぁ。
 ライブの渦の中で観戦した世界的なラグビーの試合と、
 ずっと観続けてきた野球の最後の最後の天王山。

 家に帰ってから、迎え酒のように両方の録画を見て、
 こころのバランスを整えましたよ。
 いやぁ、ずっと興奮している1日だったなぁ。
 と、これだけで終わってもいいのですが、
 最初に書こうとしていた別のことを、短く書きます。

 これはもう、ぼくにとっての告白でもあります。
 「先輩とか上司とか先生」などの「上の人」が、
 無意識でやっているずるいやり方についてです。
 こういう人たちは、よく、「下のもの」に、
 なにかをやらせてみたり、じぶんでやってみせたりして、
 「おまえもまだまだだな」などと実力差を見せつけます。
 ほんとに見事なものだなぁ、などと「下」は感心します。
 でも、これ、手品じゃないけどタネがあるのです。
 やらせたり、やってみせたりすることは、
 かならず(!)「じぶんの得意なこと」なのです。
 足が速い「下のもの」と駆けっこなどしません。
 「そんなことも知らないのか?」と言う場合は、
 じぶんの知っていることについてだけです、もちろん。
 「じぶんも知らない」ときには、黙ってます。
 つまり、勝つ試合しかしないので、無敵なんですよね。
 ほとんどの「上」が、「下」に対してやってることです。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
土曜は午後1時半から5時まで、BSプレミアムで生放送です。


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